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バレーボール

ベルギーに逆転勝利でリベンジ! 火の鳥NIPPONが2次Rを白星発進!! 主将・古賀紗理那&宮部藍梨の投入で流れを変える

THE DIGEST編集部

2022.10.05

怪我から復帰し、11得点を挙げた古賀。(C) Getty Images

怪我から復帰し、11得点を挙げた古賀。(C) Getty Images

 国際バレーボール連盟(FIVB)が主催する女子の『世界選手権』(オランダ/ポーランド共催)は10月4日、2次ラウンド第1戦が行なわれ、世界ランク7位の日本代表が同11位のベルギー代表と対戦。セットカウント3-1(21-25、25-20、25-16、25-22)で初戦を逆転白星で飾った。

 1次ラウンドでD組を2位通過した日本は、強豪揃いのA組と2次ラウンド同組(E組)で決勝トーナメント進出を争う。この日の相手ベルギーとは、公式戦の対戦成績が4勝1敗。7月のネーションズリーグ(VNL)予選ラウンドではフルセットの末に敗戦したが、今大会開幕直前に開催されたパリ五輪プレ大会では、ストレート勝利を収めている。

【動画】火の鳥NIPPON、2次ラウンド初戦ベルギーに逆転で勝利!
 真鍋政義監督が「重要な試合」と位置付けた戦いへ、アウトサイドヒッター(OH)井上愛里沙、林琴奈、石川真佑、ミドルブロッカー島村春世、山田二千華、セッター関奈々巳を先発起用。1次ラウンドの中国戦で足首を負傷した主将の古賀紗理那は、前日の全体練習にフル参加したが大事を取ってベンチスタートとなった。

 開始から間もなく4連続失点に見舞われた第1セット。関のサービスで接戦に持ち込むが、直後に攻撃のミスが続いて再びビハインドを負う。安定しないレセプションに苦しみながら粘るが、決定力で上回ったベルギーにセットを先取された。

 第2セットは、井上と島村に替えて古賀と宮部藍梨をスタートから起用。するとすぐにこの交代が効果を発揮する。まずは、3試合ぶりに出場の古賀がレフトからクロスを決めてサイドアウト。続いて宮部藍がエース2本を含む効果的なサーブで相手を苦しめ、驚異の6連続ブレークに成功する。途中ベルギーにブロック7本を許したが、序盤のリードを守り切り試合を振り出しに戻した。

 リズムを掴み攻撃陣がまんべんなく機能した第3セットは、終始優位に展開する。活躍が際立った宮部藍がフェイントで引き寄せたセットポイントで、石川が相手コート奥へ放ったサーブが際どい位置へ落下。ビデオ判定でエースとなり勝利に王手をかけた。

 接戦が続いた第4セットは、絶好調の宮部藍とギアを上げた古賀がチームをけん引。リードを譲らず迎えた終盤、粘るベルギーに詰め寄られると、古賀が主将の意地を見せバックアタックで突き放す。渾身のアタックで宮部藍が奪ったマッチポイントを、石川が技ありのブロックアウトで制して逆転勝利。決勝トーナメント進出のために大切な1勝目を手中に収めE組2位へ浮上した。
 
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