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モータースポーツ

角田裕毅、各国メディアのシンガポールGP採点&評価は?「来季アルファタウリのリーダーになることが期待されているが…」

THE DIGEST編集部

2022.10.05

シンガポールGPでは36周目でリタイアに終わった角田。日本GPでの巻き返しに期待したい。(C) Getty Images

シンガポールGPでは36周目でリタイアに終わった角田。日本GPでの巻き返しに期待したい。(C) Getty Images

 F1第17戦シンガポール・グランプリの決勝は、雨上がりの難しいコンディションの中で行なわれ、アルファタウリの角田裕毅は36周目にリタイアを喫した。

 予選では苦戦を予想されながらも、Q1、Q2と速さを見せつけて難なく突破。路面が乾きかけたQ3ではインターミディエイト・タイヤを選択したことで、やや悔いを残したものの、10番手からのスタートということで、久々のポイント獲得に期待をもたせた。
 
 大雨で約1時間遅れとなったレースでは、長くポイント圏内をキープしたものの、20周目に挙動を乱してアンチストールが作動したことで順位を落とす。その後、34周目にスリックタイヤに変更したが、コース復帰後、ターン10で直進してバリアに突っ込み、コクピットを降りることを余儀なくされた。

「完全な自分のミスであり、弁解の余地はありません」と語り、自身への苛立ちを隠さなかった角田に対しては、あの時点でのスリックへの変更は時期尚早だったとの擁護の声もあるが、それ以上に各国のメディアは彼のドライビングのミスに対して厳しい見方を示し、10点満点の採点でも低い数字が並ぶことに。英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』もそのひとつで、下から2番目に低い「3.5」を与え、寸評もネガティブな内容に終始した。

「予選Q3ではインターミディエイト・タイヤを選択したことで、グリップを高めるための時間を得られずに10番手に甘んじることとなったが、Q1、Q2を突破するなど、しっかりと仕事を果たした。決勝は最初の20周でポイント圏内を維持したものの、アンチストールが発動してポジションを失い、スリックタイヤへの交換後すぐに積極的になり過ぎてクラッシュ。速さを示したものの、2つのミスが彼の週末を台無しにした」

 同じく英国のF1専門サイト『planetf1』も「4」と厳しく、「もし来季、ニック・デ・フリースとコンビを組むなら、日本人ドライバーはもっと自身を改善する必要がある。そのF1キャリアにおいてしばしば見られたミスがまた起こってしまった。それは3年目を迎えるドライバーのものではなく、ルーキーがやるエラーの類だ。彼はリタイアする前にもミスを犯し、ポジションを落としている」と、来季への懸念も示している。
 
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