格闘技・プロレス

2年前にKO負けの“豪戦士”が井上尚弥について言及「バンタム級のままなら100%再戦したい」

THE DIGEST編集部

2022.10.12

12月にバトラーと対戦予定の井上。果たしてバンタム級4団体統一はなるか。(C) Getty Images

 現地時間10月10日、米老舗ボクシング誌『The Ring』は、 WBC、WBO世界バンタム級1位ジェイソン・モロニー(オーストラリア)のインタビュー記事を掲載。直前に控える次戦への意気込みとともに、今後の夢について熱く語った本人コメントを紹介している。

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 15日に豪メルボルンでWBC2位のナワポーン・ソー・ルンビサイ(タイ)と戦うモロニーだが、この対戦相手については、「とても経験豊富なファイター」と評した上で、「素晴らしい試合になると確信しているし、そのための準備も万端だ」と自信満々に言及。

 さらに、「また地元メルボルンで戦えることに興奮している」と続けると、「この試合に何が何でも勝ちたい」とルンビサイ戦への思いを明かし、あらためて「チームと僕は、再び世界挑戦の機会を得ようと一生懸命取り組んできた。夢は世界チャンピオンになることだ」と力を込めた。

 2020年10月、米ネバダ州ラスベガスで現WBAスーパー、IBF、WBC王者の井上尚弥(大橋)に7回KO負けを喫したモロニーだが、今はその敗戦から立ち直り、WBCとWBOの世界ランク1位に位置。指名挑戦者としての権利を有し、「もしイノウエが118ポンド(バンタム級)のままなら、100パーセント再戦する機会を得たい」と話している。

 一方、12月13日にWBO王者ポール・バトラー(英国)と4団体統一戦を実施予定の井上は、将来的な階級上げの可能性を示唆しているが、こうした状況も踏まえ、「もし彼が122ポンド(スーパーバンタム級)に上げるなら、この階級に多くのドアが開かれる。すべてのベルトを獲り、バンタム級の新しいキングになるのが楽しみ」と今後を見据えた。

 悔しい敗戦から這い上がり、闘志を燃やし続けている31歳のモロニー。果たして、ここから再びタイトル戦線に絡めるだろうか――。

構成●THE DIGEST編集部
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