現地木曜日、ラスベガスで行なわれた記者会見に登場したのが、ボクシングの元世界５階級制覇王者であるフロイド・メイウェザーだ。

“マネー（金の亡者）”の異名を持つ45歳は、９月25日に『超RIZIN』のエキシビションマッチ（ボクシングルールの３分３ラウンド）で朝倉未来と対戦したばかり。２回TKO勝ちを収めて、推定10億円とも言われるファイトマネーを手にした。

　企画モノのエキシビションマッチで荒稼ぎを続けているメイウェザー。次なる舞台は、11月13日にUAE・ドバイで開催される一戦だ。相手はボクサーで人気YouTuberの英国人、デジ・オラトゥンジ。ラッパーで同じく世界的YouTuberとして有名なKSIの実兄である。

　デジ戦の会見でマイクを握ったメイウェザーは、マッチメイク実現に向けた舞台裏を明かして、メディアを驚かせた。スペイン紙『Marca』が報じており、元世界王者は「彼ら（運営サイド）は俺に接触してきて、『フロイド、ドバイで（試合を）やってくれないか？』と尋ねてきたんだ」と話し出し、次のように続けている。

「で、返事をしたんだ。『その試合にどれだけの価値があるのか、数字（ファイトマネーの金額）で証明してほしい』ってね。したら、すぐに彼らは『電話で話そう』と100万ドル（約１億5000万円）を送金してきたよ。だから速攻で俺は電話をかけたよ（笑）。『どうする？ 相手はYouTuber？ やろうじゃないか』ってね」
 
　総資産が推定５億ドル（約700億円）とも言われるメイウェザーは、2017年の現役引退以降、世界を股にかけてエキシビションマッチをこなしてきた。「だいたいそれだけで１億1000万ドル（約180億円）くらいは稼いだかな」と暴露しつつ、「マジで楽しく、儲けさせてもらっているよ」と話して笑みを浮かべた。

構成●THE DIGEST編集部

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