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格闘技・プロレス

“驚異のワンパン”で秒殺KO! 再起を誓うワイルダーの圧勝劇に海外メディアも驚嘆「残忍なKOで舞い戻った」

THE DIGEST編集部

2022.10.16

実力差のある相手に、自らのパワーをしっかりと見せつけたワイルダー。その勝利に賛辞が相次いでいる。(C)Getty Images

実力差のある相手に、自らのパワーをしっかりと見せつけたワイルダー。その勝利に賛辞が相次いでいる。(C)Getty Images

 ヘビー級での捲土重来を期する猛者がしっかりと実力を示した。

 現地10月15日にアメリカはニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行なわれたボクシングのヘビー級12回戦で、元WBC世界同級王者のデオンテイ・ワイルダー(米国)は、同級5位のロバート・ヘレニウス(フィンランド)と対戦。初回にTKOを決める、文字通りの完勝を収めた。

 42勝(41KO)の驚異的戦歴を誇っていたワイルダーだったが、一昨年、昨年とタイソン・フューリー(英国)に連敗。いずれもKO(1TKO)で打ちのめされる結果だっただけに、いかに立ち直るかが注目を集めていた。

 そうした状況下で、11キロの減量を図って臨んだ再起戦。もっとも、相手はかつてのスパーリングパートナーでもあるだけに実力差は明白ではあった。しかし、剛腕ワイルダーは、らしさを見せつける見事な“ワンパン”で勝利を掴んだ。
 
 立ち上がりに厚みのある相手に圧力をかけられたワイルダーだったが、冷静にボディーで返して応戦。そして迎えたラウンド終盤にコーナーに詰められながらも、相手が打ってきたところに強烈な右カウンターを炸裂。もろに受けたヘレニウスの巨体が仰向けになり、リングに沈んだところで雌雄は決した。

 わずか170秒でのKO劇には、現地メディアも驚きを隠さない。ボクシング専門記者のマイケル・ベンソン氏は自身のツイッターに「初回にワイルダーが非常に重い右でヘレニウスをKO。華々しく復活した」と興奮気味に投稿。また、米メディア『Barstool Sports』が「ワイルダーはわずか1ラウンドで相手を眠らせた」と記せば、英スポーツ専門ラジオ局の『talk SPORT』は、次のようにレポートを打っている。

「これがワイルダーの典型的なワンパンチのノックアウトスタイルだ。彼はフューリーとの屈辱の敗戦から残忍なKOで舞い戻った」

 試合後のフラッシュインタビューで「俺なしのヘビー級なんて存在しないだろ。デオンテイ・ワイルダーが戻ってきた。ヘビー級に興奮が戻ってきたぞ!」と自身の存在を声高に叫んだワイルダー。復活を印象付けた36歳からますます目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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