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「イノウエは最高のファイターだ」前IBF王者ロドリゲスが井上尚弥を絶賛! バトラーには辛口評価「5ラウンドもたない」

THE DIGEST編集部

2022.10.16

19年5月に拳を交えたロドリゲス(右)は4団体王座統一戦に臨む井上(左)へエールを送った。(C)Getty Images

 来る12月13日、東京・有明アリーナにて世界注目のビッグマッチが行なわれる。ボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)と、 WBO王者ポール・バトラー(英国)による4団体王座統一戦だ。

 今年6月に"宿敵"ノニト・ドネア(フィリピン)を2回TKOで撃破し、日本初の3団体統一王者となった井上。それからバンタム級の完全統一を宣言してきた"モンスター"にとって念願のタイトルマッチ正式発表だ。この待ちに待った一戦には、やはり現役ボクサーたちからも熱い視線が注がれている。
 
 今回、二人の試合展開について予想を立てているのが、前IBF世界バンタム級王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)だ。現地時間10月15日、米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』が掲載した記事によると、「バトラーはイノウエ戦で5ラウンドもたないだろう」とコメントしている。

 2019年5月のワールドボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝で井上と対戦し、その強さを体感しているロドリゲス。無敗王者同士のカードに大きな注目が集まるなか、この時は2回TKO負けを喫したが、「これまで対戦したなかでイノウエは最高のファイターだ。最も爆発力がある」と称賛の言葉とともに印象を明かした。

 また、記事が掲載された15日にロドリゲスは、米ニューヨークのバークレイズ・センターでゲーリー・アントニオ・ラッセル(米国)と対戦し、3ー0の10回判定勝ち(相手負傷のため)。試合前の12日には、「イノウエがバトラーに勝てば階級を上げると思う」とも語っており、空位の世界王座を虎視眈々と狙っている様子だ。

 ドネア戦に続き、"井上の圧勝"を予想する声が少なくないが、果たしてバトラー戦はどんなファイトが繰り広げられるのだろうか。今から楽しみでならない。

構成●THE DIGEST編集部

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