総合格闘技界が誇るメガスターは、虎視眈々と次戦に向けた準備を重ねている。かつてUFC（米総合格闘技団体）史上初の２階級同時王者となったコナー・マクレガー（アイルランド）だ。

　昨年７月にダスティン・ポイエー（米国）にTKO負けを喫し、痛恨の２連敗となったマクレガー。そこで左足の脛骨を骨折して長期戦線離脱を強いられたアイルランドの英雄は一線を退いていたが、自身のSNSは頻繁に更新。刻々と変化する風貌が話題となっている。

　現地時間11月５日には、自身のインスタグラムでは、自らのトレーナーを務めるセルゲイ・ピクルスキー氏とのトレーニング風景を公開して大きく様変わりした肉体を披露。一般に見せつけた鍛え上げられた腹筋と胸筋は大きく隆起し、背筋、大腿部が美しさすら感じさせる。そして腕はまるで丸太のように膨れ上がっているのだ。

　減量もあって絞りあげられていたポイエー戦を思えば、“マッチョすぎる”と言える。そんなマクレガーの姿には、海外メディアも驚きを隠さない。
  　英スポーツ専門ラジオ局『talk SPORT』は「待望される2023年のカムバックに向けて、マクレガーはこれまで以上に大きく見える」と驚嘆。さらに「パッと見ただけでは200ポンドをはるかに超えているように見え、むしろヘビー級に近づこうとしているように思える。とにかく彼は筋肉を詰め込んでいる」と、その別人ぶりをレポートした。

　また、英スポーツ専門メディア『Give Me Sport』は「コナー・マクレガーの異常な肉体の変化だ」とレポートすれば、ブラジルのニュースサイト『UOL』は「マクレガーだと認識できない！」と愕然し、「ステロイドの使用を疑いたくなるほどに彼の肉体は変化した」と巨大にビルドアップされた身体に疑問を投げかけた。

　米メディア『TMZ Sports』のインタビューでのUFCのダナ・ホワイト社長によれば、「来年の早いうちの戦線復帰を目指している」というマクレガー。一部ではボクシングの元世界５階級制覇王者であるフロイド・メイウェザー（米国）との総額2200億円の“メガリマッチ”の開催も囁かれている34歳だが、はたして、話題の肉体改造は、宿敵との勝負に向けた一手なのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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