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「まさに機械のようだ」宇野昌磨の信じられない練習量にコーチも驚き! 本人は「もっと向上したい」と意欲満々

THE DIGEST編集部

2022.11.17

さらなる高みを目指す宇野。はたしてNHK杯ではどのような滑りを見せるか。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 フィギュアスケートグランプリシリーズNHK杯が11月18日より3日間にわたり、札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開催される。来月にイタリア・トリノで行なわれるグランプリファイナルへの出場権を懸け、トップスケーターが日本のリンクを舞台に鎬を削る。

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 NHK杯では今シーズンのメダリストたちが数多くエントリーされているなか、大きな注目を集めるのが日本の宇野昌磨だ。スケートカナダを圧巻の滑りで制しており、NHK杯でも表彰台の頂点を見据えている。
 
 2月の北京冬季五輪では個人と団体で銅メダルを獲得、さらに3月の世界選手権では初優勝。そして、オリンピックでの戦いを経て世界王者として挑む。そんな宇野の現在の心境が、グランプリシリーズ2戦目を前にして、海外で報じられている。
 
 五輪公式サイト『The Olympic Games』では、宇野と、コーチを務めるステファン・ランビエール氏へのインタビューをホームページ上に掲載。そこには両者の間に存在する、信頼感にあふれた言葉が並んだ。
 
 まず、ランビエール氏は「私は彼にパフォーマンススキルを向上させ続けさせたい」と愛弟子への思いを語ると、続けて「いつも彼を追い込むのではなく、止めているんだ。練習しているときの彼は、まさに機械のようであり、信じられないくらい練習を行なう。1回の練習で、他のスケーターが一生かけてやるよりも多くの滑りをこなすんだ」として、普段の宇野の様子を伝えている。
 
 また、宇野が「2022年は自分が大きく成長した年だったので、今年もさらに向上していきたい。私はまだ世界の最高レベルに到達していない」と自身の現状を分析すると、ランビエール氏も「一歩一歩、シーズンごとに進んでいくことだ。そして、それが今も彼の焦点になっているのだと思う。今シーズンを楽しむことだ」と述べている。
 
 さらに同サイトでは「ウノは、ユズル・ハニュウや、直近のシーズンでは北京五輪金メダルのネイサン・チェン、同銀メダルのユウマ・カギヤマの影に隠れても、常に臆することなく行動してきた」と指摘すると、「細部へのこだわりと氷上の純粋な存在感は依然としてワールドクラス」と評した。
 
 トピックの中で「新しいスケーターが入ってくるので、彼らと競えるようにもっと上達したい」と謙虚さも覗かせている24歳は、すでに円熟味も感じさせるその滑りで、さらなる高みを目指す。
 
構成●THE DIGEST編集部

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