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モータースポーツ

今季の角田裕毅に海外メディアは酷評「求めるものからは程遠い」 。3年目は“勝負の年”に!「最後までドライブできないかも」

THE DIGEST編集部

2022.11.28

アルファタウリさらには角田個人に対しても今季は厳しいものになったようだ。(C)Getty Images

アルファタウリさらには角田個人に対しても今季は厳しいものになったようだ。(C)Getty Images

 2022年のF1各チームやドライバーに対して、各国メディアが総括を行なうとともに年間を通しての評価を下している。そのなかで厳しい結果に終わったアルファタウリ、さらに2年目を終えた角田に対する見方はいかなるものだろうか?

 最初に、アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』はチーム単位で今季を振り返り、それぞれの良かった点と悪かった点を挙げている。この中でイタリア・ファエンツァのチームはウィリアムズに次いで全体(10チーム中)の2番目に悪い評価に終わり、良い点は「多くはない」としたうえで、来季に向けてピエール・ガスリーの代わりにニック・デ・フリースを獲得できたことだけを挙げた。

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「ここからも、チームにとって最も悪いシーズンだったことが分かるだろう」と綴った後、今度は悪かった点について「ほぼ全て」。「昨季までの3年間、コンストラクターズランキングで6位、7位、6位につけてきたチームにとっては、後退となった(今季は9位)。姉妹チームのレッドブルが2022年を支配したことを考えると、アルファタウリがこれほど競争力に欠けたことは不思議だ」と厳しく評した後、さらに以下のように続けている。
 
「特に信頼性についてはシーズンを通して大きな問題となり、開幕戦(バーレーン・グランプリ)でピエール・ガスリーの車が火を噴いたのは、その不吉な前兆だった。このフランス人は2018年以降、チームのスーパースターだったが、来季はもういない。角田については、まだ評価は定まっていない。時折、本物の才能を垣間見せるものの、レッドブルやアルファタウリが求めるものからは程遠い結果しか残せていない彼は来季、F1での3年目を迎える」

 一方、ドライバー個々に対して10点満点の採点という形で評価を下したのは、英国のスポーツ専門チャンネル『Sky Sports』。角田は「6」で、これは下から4番目(下はウィリアムズのニコラス・ラティフィ、マクラーレンのダニエル・リカルド、アストンマーティンのランス・ストロール)で、アルファロメオのジョウ・グァンユ、ハースのミック・シューマッハーと並んでいる。

 ドライバーズランキング17位に終わった日本人ドライバーに対し、寸評では「最初の6レースではランキングのトップ10につけており、F1での飛躍を果たす準備ができていたが、その後は苦労することとなった。彼が3年目を迎えることができた唯一の理由は、今回もチーム内対決で敗れたとはいえ、ガスリーとの差が大幅に縮んだことだ。来季、角田は新たな契約を結んだだけでなく、“経験豊富なルーキー”であるデ・フリースの加入により、少なくともシーズン最初はチームのリーダーを務める」と綴られた。
 
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