来年１月２、３日に開催される「第99回箱根駅伝」のチームエントリーが、12月10日に行なわれる。

　前回大会10位までに入ったシード10校と予選会を突破した10校に加え、予選会で敗退した大学の選手で編成された関東学生連合（オープン参加）の全21チームそれぞれが16人を登録。ここで登録された16人からしか出走は出来ない。

　優勝候補は、前回王者の青山学院大、出雲駅伝（以下、出雲）と全日本大学駅伝（以下、全日本）で優勝し３冠を狙う駒澤大、出雲と全日本で２位と躍進を遂げた國學院大、前回大会２位の順天堂大、出雲で３位の古豪・中央大の５校だ。

　２連覇を目指す青学大は、２枚看板の近藤幸太郎（４年）＆岸本大紀（４年）をはじめ、前回優勝メンバー８人が残る。箱根未出走ながら、出雲と全日本で区間上位で好走した目片将大や横田俊吾ら強力な４年生が中心に選ばれるだろう。

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　出雲、全日本と他校に付け入る隙を与えなかった駒澤大も順当なエントリーとなれば強い。学生最強ランナー田澤廉（４年）とスーパールーキー佐藤圭汰を擁する。山野力（４年）や鈴木芽吹（３年）、花尾恭輔（３年）、安原太陽（３年）などロードで安定した成績を残すメンバーも控えている。
  「３大駅伝全てで表彰台」と目標を掲げ、出雲、全日本で目標をクリアする國學院大學は、中西大翔（４年）、伊地知賢造（３年）、平林清澄（２年）、山本歩夢（２年）の「４本柱」に加え、全日本で５区（12.4km）で区間賞を獲得した青木瑠郁（１年）を擁している。

　前回１区で空前絶後の区間新を叩き出した吉居大和（３年）率いる中大も注目だ。今年４月には弟の駿恭（１年）もチームに加わり勢いをもたらしている。また東京五輪の3000メートル障害で７位入賞と華々しい実績を誇る三浦龍司（３年）とロードが強い４年生が融合すれば、順天堂大も侮れない。

　今月29日には、１区から10区までの区間エントリーが行なわれる。なお往路（２日）、復路（３日）のレース当日に区間登録選手と補欠登録選手の入れ替えは可能で、最大６名まで（１日に変更できる最大人数は４名）を許可している。

構成●THE DIGEST編集部

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