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今年の漢字「戦」が海外でも話題に! 北京五輪、W杯、大谷翔平の二桁勝利&二桁本塁打…日本スポーツ界の力強い活躍にも脚光

THE DIGEST編集部

2022.12.14

スポーツ界でも日本人選手の活躍が目立った1年。来年もさらなる躍進に期待したい。(C) Getty Images

スポーツ界でも日本人選手の活躍が目立った1年。来年もさらなる躍進に期待したい。(C) Getty Images

 毎年恒例の一般投票による今年を象徴する「今年の漢字」一文字が、12日京都・京都・清水寺で発表された。「今年の漢字」として選ばれたのは戦争、戦い、勝負を意味する『戦』だ。今年はロシアのウクライナ侵攻、北朝鮮のミサイル発射、安倍晋三元首相の銃撃、未だに終わりが見えない新型コロナウイルス、日常生活で直面する円安・物価高による「戦」いなど、あらゆる場所で国民は戦いを余儀なくされ、目の当たりにしてきた。

【動画】森清範貫主による今年の漢字「戦」の揮毫の瞬間をチェック
 しかしながら、この「戦」が選ばれたのは悪い側面からばかりでなく、日本のスポーツの国際大会での熱「戦」・挑「戦」も注目されたと日本漢字能力検定協会も、2022年の選出理由として挙げている。

 そして、この一文字に欧州メディア『euronews.culture』や米メディア『Yahoo! news』も反応。世界を注目させた数多くのスポーツシーンを挙げ、この「戦」という文字が選ばれた背景を伝えている。

 まず2月には、北京五輪が行なわれ、日本は過去最多の18個のメダルを獲得。スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢、スキージャンプ個人ノーマルヒルの小林陵侑、スピードスケート女子1000mの高木美帆の金メダル受賞、そして羽生結弦の「4回転半ジャンプ」への挑戦は大いに世界を沸かせた。そして、4月には千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希が、プロ野球新記録の13者連続を含む、日本タイ記録の19三振を奪う完全試合を達成し、メジャーリーグからも大いに注目された。

 8月にはロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が「野球の神様」と言われているベーブ・ルース氏以来104年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業を達成。そして、つい先日のカタール・ワールドカップでは、日本代表が優勝経験のある格上のドイツやスペインを次々と破る大番狂わせを演じてみせた。海外メディアも日本国内の世情とともに、こうしたスポーツ界での日本の躍進にも興味深く目を向けているようだ。

 昨年は、東京オリンピックで27個の金メダルを獲得したことを記念して、「金」という漢字が選ばれた。今年は「戦」とスポーツの国際舞台での活躍も踏まえた選出となった。来年はスポーツ界で日本人アスリートがどのような記録を生み出し、更新するのだろうか、楽しみに見守っていきたい。

構成●THE DIGEST編集部
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