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格闘技・プロレス

井上尚弥はスーパーバンタム級で勝てるのか? 米メディアは厳しい見解「フルトン、アフマダリエフに負ける可能性がある」

THE DIGEST編集部

2022.12.15

今後はスーパーバンダム級に転向したいと明かした井上。難敵相手にどんな戦いを見せるか。写真:AP/アフロ

今後はスーパーバンダム級に転向したいと明かした井上。難敵相手にどんな戦いを見せるか。写真:AP/アフロ

 去る12月13日、ボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)は、東京・有明アリーナでWBO同級王者ポール・バトラー(英国)との4団体統一戦に臨み、11回KO勝ち。日本人初、史上9人目の完全統一を成し遂げた。

【動画】強烈な打撃音に米メディアも衝撃!井上尚弥のKOシーンをチェック

 試合後、「4団体統一を成し遂げた今、スーパーバンタム級への転向を考えています」と宣言した井上。ただその先には、さらなる猛者たちが待ち受けている。中でも強い存在感を放つのが、WBC、WBO同級王者のスティーブン・フルトン(米国)、WBAスーパー、IBF同級王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)だ。

 こうした状況を受け、現地時間14日、「イノウエは、122ポンド(スーパーバンタム級)でアフマダリエフ、フルトンに敗れる可能性がある」と指摘したのが、米ボクシング専門サイト『Boxing News 24』。井上が視野に入れるスーパーバンタム級での戦いについて、「手に余るものかもしれない」と厳しい見解を示している。

 記事内では、まずフルトンに関して、「バトラー以上のパンチャーではない」としながらも、「ナオヤが10年のプロキャリアで見たこともないような技術を持ち、顔面にダメージを与えるのに十分な打撃力を持っている」と記述。もし対戦することになれば、「イノウエのキャリアで最もハードな試合のひとつになるだろう」と予測した。
 
 また、このフルトンより、「もっと手ごわい」と紹介されているのが、アフマダリエフだ。「パンチにかなりのパワーがあり、イノウエのバランスを崩せるような技術も持ち合わせている」と続け、「スーパーバンタム級でNo.1ファイターとの呼び声も高く、イノウエ相手であっても無敵な存在かもしれない」と分析している。

 バンタム級で最強の称号を手にしてもなお、上を目指し続ける井上。果たして難敵が立ちはだかるスーパーバンタム級では、どのようなファイトが見られるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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