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バレーボール

ミラノ石川祐希、“通算1500得点”達成に伊解説者は「卓越した能力」と賛辞! 終始奮闘も、チームはミス連発で黒星

THE DIGEST編集部

2022.12.27

終始チームのために奮闘した石川だったが、後半戦初白星とはならなかった。(C) Lega Pallavolo Serie A

終始チームのために奮闘した石川だったが、後半戦初白星とはならなかった。(C) Lega Pallavolo Serie A

 現地時間12月26日、バレーボールのイタリアリーグセリエAで2022-23シーズン後半第2節が行なわれ、男子日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノがヴェロバレー・モンツァとホームで対戦。セットカウント1-3(18-25、22-25、25-22、22-25)で敗れ、ロンバルディアダービー連勝を逃した。

 前節でチステルナに敗れ、シーズン後半を黒星でスタートしたミラノは、前半戦に2セットダウンから逆転で初勝利をもぎ取ったモンツァと今シーズン2回目のダービーで石川を先発起用。モンツァは右肩故障を抱えるオポジットの元ドイツ代表ギョルギ・グロゼルが大事を取って欠場し、ポーランドのトップリーグから10月に移籍した高橋藍(パドヴァ)の元チームメート、ヤン・ツィンマーマン(ドイツ)に司令塔を任せた。

 ミラノは石川の完璧なレセプションからアウトサイドヒッターのイラン代表主将ミラド・エバディプールがブロックアウトを決めて試合を開始。序盤に2点ビハインドを負った直後、石川のサーブで逆転に成功する。しかし、続くツィンマーマンのサービスで5連続失点。さらに試合最多23得点を挙げることになるヴラド・ダヴィスキバ(ブルガリア)に3連続エースを許すなどして突き放される。終盤に再びレセプションが乱れるなか、石川がスタンディングから相手ブロックを利用して得点。さらに後方からの難しい2段トスをコート奥へ打ち抜くなど奮闘するが、逃げ切られて1セット目を落とした。
 
 石川のブロックで先制点を奪った第2セットも、相手の強烈なサーブと高い決定力の攻撃が立ちはだかる。背番号14はコートを大きく外れたボールをスライディングで追いワンハンドで繋ぐと、直ちに助走に入りバックアタックを叩き込む離れ業でチームを鼓舞。主将マッテオ・ピアノ(イタリア)の投入で効果的なブロックが増え反撃のチャンスを度々握りかけるも、ミスが出て勢いに火が付かない。終盤、1点差に詰め寄りながらここでもミスが災いしてセットを連取された。

 第3セットは開始と同時に石川がレセプションでサイドアウトを演出。セッター、パオロ・ポッロ(イタリア)が2連続エースを決めて序盤を優位に進める。2度にわたるネット際のファールで同点とされるが、石川のサーブを起点にロングラリーをものにするなど3連続ブレーク。サーブの安定がリズムをもたらし、僅差ながら1度もリードを譲ることなく1セットを奪い返した。
 
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