2023年1月1日、第67回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)が群馬県前橋市内で行なわれ、8年ぶりの駅伝に出場した東京五輪マラソン6位入賞の大迫傑(ナイキ所属)はGMOインターネットグループの3区(13.6キロ)を担い、37分57秒の区間2位の記録をマーク。トップと31秒差の全体7位で4区の吉田祐也に襷を繋いだ。
高速の2区を走り抜いたギデオン・キプケルティッチ・ロノからトップと41秒差の18位で襷を引き継いだ大迫はオリンピアンの実力を遺憾なく発揮した。中位から一気に順位を上げると、7.6キロ過ぎでは太田智樹(トヨタ自動車)、大池達也(トヨタ紡織)、田村友佑(黒崎播磨)、牟田祐樹(日立物流)ら8位グループにつける快走を見せる。
10.3キロ過ぎでは太田とともに、東京五輪5000m代表の坂東悠汰(富士通)をとらえ、6位グループまで追い上げた。そして、12キロ過ぎでは太田と競る形で荻久保寛也(ヤクルト)、鈴木塁人(SGホールディングス)ら4位グループまで猛追した。
8年ぶりの駅伝を見事な快走で駆け抜けた31歳は「変動の3区」を37分57秒でフィニッシュし、後輩へ襷をつないだ。区間賞(37分40秒)をマークした太田とはわずか17秒差で、プロランナーの存在感を示した。
大会2日前の会見では「ワクワクした気持ち。いつもとは違ったプラスアルファの緊張感がある」と明るい表情を見せていた大迫。10月からプレイング・ダイレクターとしてチーム強化に携わっており「チーム一丸でやってきたので、勢いのある雰囲気のあるいいチームに仕上がっている」と自信を示していた。
ゴール後、大迫は「区間2位だったけど、チームを勢い付けるいい走りができた」と8年ぶりの駅伝を充実した表情で振り返っている。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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高速の2区を走り抜いたギデオン・キプケルティッチ・ロノからトップと41秒差の18位で襷を引き継いだ大迫はオリンピアンの実力を遺憾なく発揮した。中位から一気に順位を上げると、7.6キロ過ぎでは太田智樹(トヨタ自動車)、大池達也(トヨタ紡織)、田村友佑(黒崎播磨)、牟田祐樹(日立物流)ら8位グループにつける快走を見せる。
10.3キロ過ぎでは太田とともに、東京五輪5000m代表の坂東悠汰(富士通)をとらえ、6位グループまで追い上げた。そして、12キロ過ぎでは太田と競る形で荻久保寛也(ヤクルト)、鈴木塁人(SGホールディングス)ら4位グループまで猛追した。
8年ぶりの駅伝を見事な快走で駆け抜けた31歳は「変動の3区」を37分57秒でフィニッシュし、後輩へ襷をつないだ。区間賞(37分40秒)をマークした太田とはわずか17秒差で、プロランナーの存在感を示した。
大会2日前の会見では「ワクワクした気持ち。いつもとは違ったプラスアルファの緊張感がある」と明るい表情を見せていた大迫。10月からプレイング・ダイレクターとしてチーム強化に携わっており「チーム一丸でやってきたので、勢いのある雰囲気のあるいいチームに仕上がっている」と自信を示していた。
ゴール後、大迫は「区間2位だったけど、チームを勢い付けるいい走りができた」と8年ぶりの駅伝を充実した表情で振り返っている。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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