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マラソン・駅伝

【箱根駅伝】駅伝ライターがリアル予想!駒澤大の三冠は堅い!?戦力豊富な國學院大、青学大は一矢報いるか

杉園昌之

2022.12.31

来年1月2日に学生駅伝ラストを飾る箱根駅伝がスタートする。今大会は一体どんなドラマが待っているのだろうか。写真:JMPA

来年1月2日に学生駅伝ラストを飾る箱根駅伝がスタートする。今大会は一体どんなドラマが待っているのだろうか。写真:JMPA

 第99回箱根駅伝が、いよいよ来年1月2日に迫った。出場する21チームの区間エントリーも発表され、決戦は間近だ。

 10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝が終わり、学生駅伝のラストを飾る正月の箱根。今季の結果などから箱根駅伝の順位をリアル予想する。

1位:駒澤大
 出雲駅伝、全日本大学駅伝で圧勝した1強の座は揺るぎないか。選手層が分厚く、戦力をバランス良く配置した。往路には2年連続で2区の区間賞を狙う田澤廉(4年)、復路は8区に伊勢路で区間賞を獲得した花尾恭輔(3年)、9区に前回同区間で区間4位の山野力(4年)がエントリー。

 三大駅伝ですでに区間賞を手にしている佐藤圭汰、山川拓馬の1年生コンビは補欠に入っているが、当日変更で主要区間に投入されるはず。山上りの5区も前回区間4位と好走した経験者の金子伊吹(3年)が入り、不安要素は少ない。史上5校目となる三冠へ視界は良好だろう。
 
2位:國學院大
 過去最高の3位を超える2位に入っても大きな驚きはない。出雲路、伊勢路ではいずれも2位。今季の実績は内容も伴うものだった。4本柱となる山本歩夢(2年)は3区、伊地知賢造(3年)は5区に配置。前田康弘監督は『山勝負』に勝機を見いだしており、19年の浦野雄平以来となる5区での区間賞を視野に入れる。6区の島﨑慎愛を含め、「山の戦力」では青学よりも上か。

 そのほかのメンバーは当日変更でガラリと変わりそう。頼れる4人組の一角を担う主将の中西大翔(4年)と平林清澄(2年)、伊勢路で区間賞を獲得した青木瑠郁(1年)らは補欠に入っているが、キーパーソンとなる3人だ。

3位:青山学院大
 総合力では駒大に迫る戦力を誇るが、今季の駅伝は安定感を欠くのも事実。全日本は序盤で出遅れて3位止まり。2冠王者を脅かすとすれば、1区の目片将大(4年)、2区の近藤幸太郎(4年)、3区の横田俊吾(4年)ら主力を配置する往路の前半で流れに乗ったときか。

 1年時に5区で区間3位と好走した若林宏樹(2年)の“山上り”が勝負の分かれ目になりそう。復路にも全日本大学駅伝3区で区間2位の佐藤一世ら学生トップクラスの選手たちがそろう。補欠に回った前回7区で区間賞を獲得した岸本大紀(4年)の起用区間は注目。順当に4区か、それとも復路にヤマ場をつくるのか。
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