格闘技・プロレス

「日本はまさに別世界だ」UFCの伝説戦士ヌルマゴメドフが初来日で経験した“熱狂”に驚嘆!「言葉では言い表せないほど感動」

THE DIGEST編集部

2023.01.01

RIZINとの対抗戦で、いわばゲストとして招かれたヌルマゴメドフ。自費でやってきたという彼が日本への想いを記した。(C)Getty Images

 去る12月31日にさいたまスーパーアリーナで行なわれた『RIZIN.40』。元ボクシング世界6階級王者マニー・パッキャオの参戦決定や、米総合格闘技団体『Bellator』との対抗戦など話題性に事欠かないイベントとなった。
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 2万5000人が詰めかけた日本での盛大な大会を目の当たりにし、感慨深い想いを吐露するスターファイターがいる。元UFCライト級王者のハビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)だ。

「イーグル」の異名で愛されたヌルマゴメドフは、言わずと知れた格闘界のリビングレジェンドと言っていい。主にUFCで培ったプロキャリア29戦無敗を保って2021年に現役から退いた現在は、母国で後進の指導に従事。盟友でもあるガジ・ラバダノフ(ロシア)が参戦する今大会には、"Bellator軍のキャプテン"でありながら、行動の自由を得るために渡航費や宿泊費などすべてを自費で負担していたという。

 ただ、意外にも初来日であったというヌルマゴメドフは、イベントだけでなく、日本という国そのものに感動を覚えた様子だ。大会後に自身のインスタグラムを更新した34歳は、ラバダノフら同胞たちとの写真を掲載したうえで、「日本はとてもエキサイティングで、面白い国だった」と記している。

「私はこの国を初めて訪れたが、まさに別世界だ。言葉では言い表せないほどの感動があった。日本では素晴らしい日々を過ごした」
 
 また、大会後に取材に応じたBellatorのスコット・コーカー社長は、「興奮気味だった」というヌルマゴメドフとの会話を明かしている。

「彼は日本の格闘技の全盛期を見たことがなかったらしいんだ。だから日本の格闘技がどういうものかを知らなかった。それでハビブは今日の大会を実際に目の当たりにし、『信じられない! こんなに盛り上がっているのか』と驚いていたよ。これだけの興奮を生み出せる歴史があることに感心していた」

 多少のリップサービスはあるにせよ、格闘界のワールドクラスが日本への関心を抱いたのは間違いない。それだけでも『RIZIN.40』は開催した価値があるのではないだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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