１月３日「第99回箱根駅伝」の復路が行なわれ、駒澤大が２年ぶり８回目の総合優勝を飾り、史上５校目となる「大学三大駅伝３冠」の称号を手にした。
大会前から「３冠」を掲げていた駒澤大は、芦ノ湖から大手町まで一度もトップを譲らなかった。６区の伊藤蒼唯（１年）が区間賞を獲得すると、７区の安原太陽（３年）が区間５位、８区の赤星雄斗（３年）が区間４位で快走。主将の山野力（４年）が９区で区間３位といずれも区間１桁で駆け抜けた。
芦ノ湖のスタート時に30秒だった２位中央大との差は、アンカーに渡った時点で、１分33秒差に開いていた。青柿響（３年）は、落ち着いたレースを展開。中盤から険しい表情を見せた青柿だが、後ろの大八木弘明監督からの指示にはガッツポーズで応える場面もあった。そして仲間が迎える大手町のフィニッシュテープに襷を運んだ。
レース後に３度宙に舞った大八木監督は、「本当に嬉しいです。三冠というプレゼントをいただいて感無量です」と顔を綻ばせた。そして「エースクラスの選手が体調を崩して２名ほど使えなかった」と明かした指揮官はこう続けた。
「厚い選手層をつくろうとやってきたので、補欠の選手もしっかり走れる見込みがあった。ミーティングで『選手それぞれが５番以内に走れば、多分勝てる』と伝えていたので、そのとおりに選手は区間５番以内に走ってくれたので、本当に良かった」
そして「最高の子供です、嬉しいです」と充実ぶりを語り、「“平成の常勝軍団”と言われましたが、令和に入っても駒澤大学がいい形で勝ってきていますので、この力をまた続けていきたい。いい選手が残っているので、来年も優勝できるチームだと思ってます。常勝軍団にしたい」と意気込んだ。
総合順位は以下のとおり。
１位 駒澤大 10時間47分10秒
２位 中央大 10時間48分52秒
３位 青学大 10時間54分25秒
４位 國學院大 10時間55分00秒
５位 順天堂大 10時間55分18秒
６位 早稲田大 10時間55分20秒
７位 法政大 10時間55分28秒
８位 創価大 10時間55分54秒
９位 城西大 10時間58分22秒
10位 東洋大 10時間58分25秒
（※上位10校は第100回大会のシード権を獲得）
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
11位 東京国際 10時間59分57秒
12位 明治大 11時間01分37秒
13位 帝京大 11時間03分28秒
14位 山梨学院 11時間04分01秒
15位 東海大 11時間06分01秒
16位 大東大 11時間06分07秒
17位 日体大 11時間06分31秒
18位 立教大 11時間10分38秒
19位 国士舘大 11時間13分56秒
OP 関東学生連合11時間17分13秒
20位 専修大 11時間19分27秒
構成●THE DIGEST編集部
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大会前から「３冠」を掲げていた駒澤大は、芦ノ湖から大手町まで一度もトップを譲らなかった。６区の伊藤蒼唯（１年）が区間賞を獲得すると、７区の安原太陽（３年）が区間５位、８区の赤星雄斗（３年）が区間４位で快走。主将の山野力（４年）が９区で区間３位といずれも区間１桁で駆け抜けた。
芦ノ湖のスタート時に30秒だった２位中央大との差は、アンカーに渡った時点で、１分33秒差に開いていた。青柿響（３年）は、落ち着いたレースを展開。中盤から険しい表情を見せた青柿だが、後ろの大八木弘明監督からの指示にはガッツポーズで応える場面もあった。そして仲間が迎える大手町のフィニッシュテープに襷を運んだ。
レース後に３度宙に舞った大八木監督は、「本当に嬉しいです。三冠というプレゼントをいただいて感無量です」と顔を綻ばせた。そして「エースクラスの選手が体調を崩して２名ほど使えなかった」と明かした指揮官はこう続けた。
「厚い選手層をつくろうとやってきたので、補欠の選手もしっかり走れる見込みがあった。ミーティングで『選手それぞれが５番以内に走れば、多分勝てる』と伝えていたので、そのとおりに選手は区間５番以内に走ってくれたので、本当に良かった」
そして「最高の子供です、嬉しいです」と充実ぶりを語り、「“平成の常勝軍団”と言われましたが、令和に入っても駒澤大学がいい形で勝ってきていますので、この力をまた続けていきたい。いい選手が残っているので、来年も優勝できるチームだと思ってます。常勝軍団にしたい」と意気込んだ。
総合順位は以下のとおり。
１位 駒澤大 10時間47分10秒
２位 中央大 10時間48分52秒
３位 青学大 10時間54分25秒
４位 國學院大 10時間55分00秒
５位 順天堂大 10時間55分18秒
６位 早稲田大 10時間55分20秒
７位 法政大 10時間55分28秒
８位 創価大 10時間55分54秒
９位 城西大 10時間58分22秒
10位 東洋大 10時間58分25秒
（※上位10校は第100回大会のシード権を獲得）
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11位 東京国際 10時間59分57秒
12位 明治大 11時間01分37秒
13位 帝京大 11時間03分28秒
14位 山梨学院 11時間04分01秒
15位 東海大 11時間06分01秒
16位 大東大 11時間06分07秒
17位 日体大 11時間06分31秒
18位 立教大 11時間10分38秒
19位 国士舘大 11時間13分56秒
OP 関東学生連合11時間17分13秒
20位 専修大 11時間19分27秒
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