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格闘技・プロレス

“モンスター”井上尚弥にとってもフルトンは「これまでの誰よりも頑丈で才能に溢れている」 米専門メディアが勝敗予想

THE DIGEST編集部

2023.01.04

スーパーバンタム級への階級上げを表明している井上(左)の次なる敵と言わているのがフルトン(右)だ。果たして早期の対戦は実現するのか。(C) Getty Images

スーパーバンタム級への階級上げを表明している井上(左)の次なる敵と言わているのがフルトン(右)だ。果たして早期の対戦は実現するのか。(C) Getty Images

 昨年12月13日にボクシング世界バンタム級の4団体統一を果たした井上尚弥(大橋)。ポール・バトラー(英国)を撃破した試合後のリングでは、「スーパーバンタム級への転向を考えています」と力強く宣言し、早くもその視線は“次なるステージ”へ向いている。

【動画】強烈な打撃音に米メディア衝撃!井上尚弥のKOシーンをチェック
 現在、そんな井上と将来的なビッグマッチを期待されている一人が、 WBC、WBO世界スーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトン(米国)だ。 WBA、IBF王者のムラドジャン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と主要4団体のベルトを分け合っている28歳。無敗街道を突き進む井上にとっても、難敵であることは間違いないだろう。

 混沌としそうなスーパーバンタム戦線の現状を受け、現地時間1月3日には、米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』のライル・フィッツシモンズ記者が、井上vsフルトン戦について言及。2023年のボクシング界を占っている記事内では、もし対戦が実現した場合の結果について、フルトンの判定勝ち(2-1)と予想を記した。

 バンタム級の頂点に立ってもなお、新たな挑戦を続ける井上について、「世界で最もエリートなファイターの一人」と紹介すると、「複数の階級でチャンピオンになり、バンタム級では誰もが認める存在だ」とコメント。「彼はあらゆる称賛に値する」と賛辞の言葉を続けながらも、「彼はモンスターだが、無敵ではない」と指摘している。

 さらに、「スーパーバンタム級のドアをノックすれば、フルトンと遭遇するだろう」と記せば、その強さについても分析。「身長5フィート6インチ(約168センチ)を少し超える程度で巨漢ではないが、これまでイノウエが対戦した誰よりも頑丈で才能に溢れている」といい、現時点では、僅差で“フルトンが優位”という見方のようだ。

 ボクシング界で存在感を強める井上。同カードについては、すでに海外メディアから熱い視線が注がれているが、果たして今後の展開はどうなるか。両者の動向を興味深く見守っていきたい。

構成●THE DIGEST編集部
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