キャリアの危機に瀕していたベテランファイターが、リングに舞い戻ろうとしている。
現地時間1月4日、米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』を始めとする複数メディアによれば、昨年2月に自宅で自宅での調理中に事故に遭って失明の危機に陥っていた元2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が、今年2月24日(現地時間)に実戦復帰を予定していると報じた。なお、階級や対戦相手は未定となっている。
実現すれば、まさに“奇跡の復活劇”だと言える。現在42歳のリゴンドーは、昨年2月にマイアミの自宅で調理中に爆発した圧力鍋の蓋を顔面に被弾。母国紙『El Nuevo Herald』が「視力の80%を失った」と報じるほどの大けがを負った。
担当マネージャーであるアレックス・ボルノテ氏は「最悪の事態も覚悟した」という大事だっただけに、誰もが悲劇的なキャリアの終焉を予想した。それでもリゴンドーの闘志は消えてはいなかった。
事故から2か月に受けた手術で、視力の大幅な回復に成功。ボルテノ氏が「すでに左目の視力を100%まで回復した。右は少し苦労しているが、50-60%までは戻っている」としたリゴンドーは、着実に復帰に向けて動き出していた。
そうしたなかで、約1年ぶりにリングに立とうとしている。右目の状態も4月から良好な状態にあり、実戦に向けても申し分ないと予想されるが、このベテラン戦士の復活には驚きの声とともに、賛否両論が渦巻いている。
米識者のジェイミー・ロビンソン氏が「間違いなく面白くなる。彼はこの数か月もの間、ほとんど盲目の状態から回復を遂げた」と期待を寄せれば、スペインのボクシングジャーナリストであるダリオ・ペレス氏は「私はこの復帰が不適切なように思える。お金が必要なのかもしれないが、もう42歳だ」と嘆いている。
はたして、リゴンドーは復帰戦でいかなるパフォーマンスを見せるのか。賛否はあるが、その戦いに世界が熱視線を向けているのは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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実現すれば、まさに“奇跡の復活劇”だと言える。現在42歳のリゴンドーは、昨年2月にマイアミの自宅で調理中に爆発した圧力鍋の蓋を顔面に被弾。母国紙『El Nuevo Herald』が「視力の80%を失った」と報じるほどの大けがを負った。
担当マネージャーであるアレックス・ボルノテ氏は「最悪の事態も覚悟した」という大事だっただけに、誰もが悲劇的なキャリアの終焉を予想した。それでもリゴンドーの闘志は消えてはいなかった。
事故から2か月に受けた手術で、視力の大幅な回復に成功。ボルテノ氏が「すでに左目の視力を100%まで回復した。右は少し苦労しているが、50-60%までは戻っている」としたリゴンドーは、着実に復帰に向けて動き出していた。
そうしたなかで、約1年ぶりにリングに立とうとしている。右目の状態も4月から良好な状態にあり、実戦に向けても申し分ないと予想されるが、このベテラン戦士の復活には驚きの声とともに、賛否両論が渦巻いている。
米識者のジェイミー・ロビンソン氏が「間違いなく面白くなる。彼はこの数か月もの間、ほとんど盲目の状態から回復を遂げた」と期待を寄せれば、スペインのボクシングジャーナリストであるダリオ・ペレス氏は「私はこの復帰が不適切なように思える。お金が必要なのかもしれないが、もう42歳だ」と嘆いている。
はたして、リゴンドーは復帰戦でいかなるパフォーマンスを見せるのか。賛否はあるが、その戦いに世界が熱視線を向けているのは間違いない。
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