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格闘技・プロレス

重岡銀次朗の“無効試合”に米記者も反応。リング上での涙に同情「タイトル奪取に順調だった」

THE DIGEST編集部

2023.01.07

プロ戦績8戦無敗の重岡銀次朗。初の世界戦は無効試合という、まさかの結末となった。(C)3150FIGHT

プロ戦績8戦無敗の重岡銀次朗。初の世界戦は無効試合という、まさかの結末となった。(C)3150FIGHT

 日本ボクシング界の逸材を襲った“まさかの悲劇”が米メディアでも波紋を広げている。

 1月6日、ボクシングのミニマム級ダブル世界戦が、エディオンアリーナ大阪の第1競技場で行なわれ、IBF5位の重岡銀次朗(ワタナベ)は、同級王者のダニエル・バラダレス(メキシコ)と対決。偶然のバッティングで王者側が負傷し、試合がストップ。すると、その後にIBFの規定によりノーコンテスト(無効試合)となった。

 まさかの事態が発生したのは3回途中だ。前へ踏み込んできたバラダレスの頭部が、重岡のアゴ付近に直撃。痛がるメキシコ人戦士は試合の続行不可能を訴え続けた。

 無論、重岡は試合の続行を求めていたものの、レフェリーが試合終了を宣言。序盤から主導権を握っていた23歳の日本人戦士にとっては、なんとも不憫な結末となった。

【動画】まさかの結末…。バラダレスが痛みを訴えたシーンをチェック

 今回の結果には、米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』のシニアライターであり、全米ボクシング記者協会(BWAA)の副会長を務めるジェイク・ドノバン氏も反応。試合後に公式ツイッターを更新し、「このまま試合が止まってしまうのは残念だが、バラダレスが試合を続けられる(続けたい)とは思わないだろう」と状況を伝えていた。
 
 また、続く投稿では、思わぬ形で試合を終えた重岡の様子について、「コーナーで背を向け、105ポンド(ミニマム級)のタイトル奪取を阻まれたことに涙していた」と記述。その後、試合がノーコンテストになったことを受け、ツイートの返信欄では、「タイトル獲得へ向けて順調だっただけに残念だ」と無念の重岡に寄り添っていた。

 プロ戦績8戦無敗(6KO)の実力を誇り、周囲からも大きな期待が寄せられている23歳の重岡。後味の悪い一戦となったが、リマッチの行方を含め、今後の展開に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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