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格闘技・プロレス

「非常に実現可能だ」井上尚弥との対戦に自信! “強烈挑戦状”の20戦無敗戦士の陣営も闘志「イノウエを倒さなければいけない」

THE DIGEST編集部

2023.01.15

Sバンタム級転向を決めた井上尚弥(左)に、さっそく挑戦状を叩きつけたライーム(右)。彼を後押しする陣営も試合実現に向けてやる気十分だ。(C)Getty Images、写真:鈴木颯太朗

Sバンタム級転向を決めた井上尚弥(左)に、さっそく挑戦状を叩きつけたライーム(右)。彼を後押しする陣営も試合実現に向けてやる気十分だ。(C)Getty Images、写真:鈴木颯太朗

 日本が世界に誇る“モンスター”こと井上尚弥(大橋)への挑戦を足掛かりにスターダムをのし上がろうとしている。1月14日に米専門メディア『Boxing Scene』を通じて挑戦表明を語ったライース・ライーム(米国)だ。

 1月13日に行なわれた記者会見で、バンタム級で獲得した4本のベルト返上を宣言するとともに、スーパーバンタム級への階級上げを明言した井上。そんな日本人ファイターの声を耳にし、さっそく動いたのがライームだった。

 プロキャリア20戦無敗(12KO)という確かな実績を持ち、WBOのランキングも堂々の1位に君臨する彼は、「当代屈指のファイターの一人とみなされている彼を退治する男は俺だと本気で考えている」「みんな怖がっている。怪物と野獣どっちが怖いかだ。なぁ俺たちの無敗記録を賭けて見ようじゃないか!」と挑発的に対戦へのアピールを口にしたのである。

 無論、陣営側もライームの意向を汲んでいる。マネージャーを務めるグレッグ・ハンリー氏は、『Boxing Scene』に「できるだけ早く実現させたい」とビッグマッチ実現への覚悟を口にした。

「“モンスター”との試合は、早くやるつもりだ。全ての物語には終わりが来る。そして、アリームは伝説になる準備はできている。そのためにはイノウエのような大物を倒さなければいけない。彼ら(井上陣営)と話し合う準備は万全だし、これは非常に実現可能な試合だと思っている。ファンに彼らが見たい試合を与えよう」
 
 現在、スーパーバンタム級はスティーブン・フルトン(米国/WBC、WBO同級王者)やムラドジャン・アフマダリエフ(ウズベキスタン/WBAスーパー、IBF同級王者)が王者として存在する。

 32歳になって「時間がない」と言うライームの狙うWBOのベルトを保持するフルトンは、来る2月25日にブランドン・フィゲロア(米国)との約1年3か月ぶりの再戦を予定。この試合はWBCフェザー級暫定王座決定戦となる見通しとなっている。

 このリマッチでフルトンが勝てば、そのままフェザー級に階級を上げるとされており、スーパーバンタム級の2王座は返上。空位となるWBO王座を巡って、共にキャリア無敗を貫いている井上とライームが対決する可能性は小さくない。

 13日の会見では「(対戦したい相手で)思いつくのは4人いるが、名前を言うのは避けておきたい」と語るに留まっていた井上。はたして、次なる相手は「The Beast(野獣)」の異名を持つハードパンチャーとなるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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