「まったく想像出来てなくて、凄く驚いてます」
1月20日、自国開催となったノルディックスキージャンプ男子W杯14戦で、今季初優勝を飾った小林陵侑は、思わずこう口にした。
昨シーズンは、北京五輪のノーマルヒルで金メダルを獲得。さらにW杯では8勝を挙げ、総合優勝を飾るなど順風満帆だった。だが今季はここまで最高成績が7位。20位以降が5回など苦戦を強いられていた26歳は、13戦目の出場を見送り、早めの帰国を決意。今大会に万全の状態で備えていた。
【北京五輪PHOTO】北京で2つ目のメダル!ジャンプ男子個人ラージヒルで銀メダル獲得の小林陵侑!
練習と準備の成果はすぐに表れた。札幌市大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=137メートル、K点=123メートル)で小林は、1本目はヒルサイズに迫る135メートルをマーク。今季好調のダビド・クバツキ(ポーランド)に次ぐ2位につける。
続く2本目は、不利な追い風が吹くなかでスタートとなった。しかし、鋭く飛び上がると、最後まで距離を伸ばし130メートルを記録。クバツキをかわし、見事に1位の座を奪ったのだ。
本領発揮した小林に海外メディアも熱視線を注ぐ。ポーランド放送局『TVP Sport』のマシュー・レレン記者は、「コバヤシは巧みに復活した!世界選手権での優勝候補が増えている」と評した。
また同国ジャーナリストのダミアン・ミカロフスキー氏は、「臥虎蔵龍(まだ隠された才能の持ち主)――リョウユウが帰って来た!」と驚きをもって伝えると、同国メディア『SPORT.PL』は、「今季初優勝を果たし、すでに彼の存在を忘れていた人たちを脅かした」と報じた。
今季総合成績を14位に上げた小林。勢いにのった彼は、日本で行なわれる残り2戦をどう戦うか。世界も日本のエースに注目している。
構成●THE DIGEST編集部
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1月20日、自国開催となったノルディックスキージャンプ男子W杯14戦で、今季初優勝を飾った小林陵侑は、思わずこう口にした。
昨シーズンは、北京五輪のノーマルヒルで金メダルを獲得。さらにW杯では8勝を挙げ、総合優勝を飾るなど順風満帆だった。だが今季はここまで最高成績が7位。20位以降が5回など苦戦を強いられていた26歳は、13戦目の出場を見送り、早めの帰国を決意。今大会に万全の状態で備えていた。
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練習と準備の成果はすぐに表れた。札幌市大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=137メートル、K点=123メートル)で小林は、1本目はヒルサイズに迫る135メートルをマーク。今季好調のダビド・クバツキ(ポーランド)に次ぐ2位につける。
続く2本目は、不利な追い風が吹くなかでスタートとなった。しかし、鋭く飛び上がると、最後まで距離を伸ばし130メートルを記録。クバツキをかわし、見事に1位の座を奪ったのだ。
本領発揮した小林に海外メディアも熱視線を注ぐ。ポーランド放送局『TVP Sport』のマシュー・レレン記者は、「コバヤシは巧みに復活した!世界選手権での優勝候補が増えている」と評した。
また同国ジャーナリストのダミアン・ミカロフスキー氏は、「臥虎蔵龍(まだ隠された才能の持ち主)――リョウユウが帰って来た!」と驚きをもって伝えると、同国メディア『SPORT.PL』は、「今季初優勝を果たし、すでに彼の存在を忘れていた人たちを脅かした」と報じた。
今季総合成績を14位に上げた小林。勢いにのった彼は、日本で行なわれる残り2戦をどう戦うか。世界も日本のエースに注目している。
構成●THE DIGEST編集部
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