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「コバヤシは巧みに復活した!」今季初Vの小林陵侑に海外メディアも称賛!自国開催のW杯で“本領発揮”【スキージャンプ】

THE DIGEST編集部

2023.01.21

今季14戦目にして、ようやく1勝目を飾った小林に海外メディアも熱視線を注いだ。(C)Getty Images

今季14戦目にして、ようやく1勝目を飾った小林に海外メディアも熱視線を注いだ。(C)Getty Images

「まったく想像出来てなくて、凄く驚いてます」

 1月20日、自国開催となったノルディックスキージャンプ男子W杯14戦で、今季初優勝を飾った小林陵侑は、思わずこう口にした。

 昨シーズンは、北京五輪のノーマルヒルで金メダルを獲得。さらにW杯では8勝を挙げ、総合優勝を飾るなど順風満帆だった。だが今季はここまで最高成績が7位。20位以降が5回など苦戦を強いられていた26歳は、13戦目の出場を見送り、早めの帰国を決意。今大会に万全の状態で備えていた。
【北京五輪PHOTO】北京で2つ目のメダル!ジャンプ男子個人ラージヒルで銀メダル獲得の小林陵侑!

 練習と準備の成果はすぐに表れた。札幌市大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=137メートル、K点=123メートル)で小林は、1本目はヒルサイズに迫る135メートルをマーク。今季好調のダビド・クバツキ(ポーランド)に次ぐ2位につける。

 続く2本目は、不利な追い風が吹くなかでスタートとなった。しかし、鋭く飛び上がると、最後まで距離を伸ばし130メートルを記録。クバツキをかわし、見事に1位の座を奪ったのだ。
 
 本領発揮した小林に海外メディアも熱視線を注ぐ。ポーランド放送局『TVP Sport』のマシュー・レレン記者は、「コバヤシは巧みに復活した!世界選手権での優勝候補が増えている」と評した。

 また同国ジャーナリストのダミアン・ミカロフスキー氏は、「臥虎蔵龍(まだ隠された才能の持ち主)――リョウユウが帰って来た!」と驚きをもって伝えると、同国メディア『SPORT.PL』は、「今季初優勝を果たし、すでに彼の存在を忘れていた人たちを脅かした」と報じた。

 今季総合成績を14位に上げた小林。勢いにのった彼は、日本で行なわれる残り2戦をどう戦うか。世界も日本のエースに注目している。

構成●THE DIGEST編集部

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