実現に向けて動き出したビッグマッチへの期待値は日々高まるばかりだ。
現地1月18日、米スポーツ専門局『ESPN』をはじめとする複数の米メディアは、ボクシング世界バンタム級の前4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が、今年5月にWBC、WBOスーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトン(アメリカ)と「対戦することで合意した」と報道。すでに全米での生中継も予定されているとも伝えられ、この一報は瞬く間に拡散された。
スーパーバンタム級転向後初戦で井上が、いきなり2大王者(もうひとりはWBA&IBF同級統一王者ムロジョン・アフマダリエフ)の一角であるフルトンと拳を交える。激闘必至の対戦の行方は、すでにあらゆるメディアで予想が立てられている。
ほとんどの米メディアが「ほぼ互角」としたなかで、「井上の勝利」の予想をしたのは、米ボクシング専門メディア『Boxing Junkie』だ。彼らは日本の至宝について「比類なきオールラウンド能力で3階級にわたってボクシング界を魅了してきた」と称賛。そのうえで次のように続けている。
「122ポンドのタイトル保持者でもあるフルトンは、たしかに優秀なボクサーであり、熾烈な競争相手だ。しかし、彼のパンチ力はせいぜい平均的だ」
すでに世界で“モンスター”と称される井上のパンチ力の方が優れていると見た同メディアは続けざまに試合展開も記し、文字通りの大一番の行方を次のように結論付けた。
「イノウエはフルトンよりも優れているが、日本のスターは体重を増やしており、それにより両者の魅力的なマッチアップは互角となる可能性がある。108ポンドからスタートして着実に階段を上がってきたイノウエが、フェザー級(126ポンド)にも殴り込もうとしていたフルトンにどれだけのダメージを与えられるか。それが勝敗を分けるかもしれない。ただ、ここでの推測は、さらにひとつ階級を上げた日本人のパワーが格段に増すとして、イノウエの9回KO勝利としよう」
井上のいきなりの2団体制覇を予想された。無論、フルトンもプロキャリア21戦無敗を誇る天才。容易な相手ではない。はたして、日本が生んだ怪物は新たな階級でもタイトルを手にできるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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現地1月18日、米スポーツ専門局『ESPN』をはじめとする複数の米メディアは、ボクシング世界バンタム級の前4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が、今年5月にWBC、WBOスーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトン(アメリカ)と「対戦することで合意した」と報道。すでに全米での生中継も予定されているとも伝えられ、この一報は瞬く間に拡散された。
スーパーバンタム級転向後初戦で井上が、いきなり2大王者(もうひとりはWBA&IBF同級統一王者ムロジョン・アフマダリエフ)の一角であるフルトンと拳を交える。激闘必至の対戦の行方は、すでにあらゆるメディアで予想が立てられている。
ほとんどの米メディアが「ほぼ互角」としたなかで、「井上の勝利」の予想をしたのは、米ボクシング専門メディア『Boxing Junkie』だ。彼らは日本の至宝について「比類なきオールラウンド能力で3階級にわたってボクシング界を魅了してきた」と称賛。そのうえで次のように続けている。
「122ポンドのタイトル保持者でもあるフルトンは、たしかに優秀なボクサーであり、熾烈な競争相手だ。しかし、彼のパンチ力はせいぜい平均的だ」
すでに世界で“モンスター”と称される井上のパンチ力の方が優れていると見た同メディアは続けざまに試合展開も記し、文字通りの大一番の行方を次のように結論付けた。
「イノウエはフルトンよりも優れているが、日本のスターは体重を増やしており、それにより両者の魅力的なマッチアップは互角となる可能性がある。108ポンドからスタートして着実に階段を上がってきたイノウエが、フェザー級(126ポンド)にも殴り込もうとしていたフルトンにどれだけのダメージを与えられるか。それが勝敗を分けるかもしれない。ただ、ここでの推測は、さらにひとつ階級を上げた日本人のパワーが格段に増すとして、イノウエの9回KO勝利としよう」
井上のいきなりの2団体制覇を予想された。無論、フルトンもプロキャリア21戦無敗を誇る天才。容易な相手ではない。はたして、日本が生んだ怪物は新たな階級でもタイトルを手にできるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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