マラソン・駅伝

「過剰に反応しないで」ドルーリー朱瑛里の“過熱報道”に同郷の新谷仁美が言及!「成長を見守る体制をとってほしい」

THE DIGEST編集部

2023.02.03

ドルーリー(左)の過熱報道に新谷(右)が配慮を呼びかけた。写真:鈴木颯太朗、Getty Images

 陸上長距離界のニューヒロイン・ドルーリー朱瑛里が、2月5日に行なわれる『全国中学生クロスカントリー大会』を欠場することを発表したと3日、複数メディアが報じた。

 先月15日の全国都道府県駅伝で驚異の17人抜きを披露し、一躍時の人となったドルーリー。29日には岡山県内市町村別対抗駅伝(「晴れの国岡山」駅伝競走大会)に津山市代表として出場すると、3区(3キロ)で9分40秒と従来の区間記録を10秒更新した。
【画像】都道府県対抗女子駅伝では驚異の区間新! スーパー中学生、ドルーリー朱瑛里

 文字通り彗星のごとく現れた15歳だが、29日のレース後の会見では、報道の圧に悩まされている胸の内を明かした。

「注目され過ぎるのは好きではない。そういった面ではちょっと……。(周りの人からは)『気にせずに』とは言われている。自分なりに気にしないように頑張っています」
 
 文化放送の陸上専門に配信するポッドキャスト『Track Town JPN』では、パーソナリティ西本武司さん、箱根駅伝2代目"山の神"として名を馳せた柏原竜二さん、世界選手権に出場経験のある加納由理さんが、ドルーリーのメディアでの取り上げられ方について言及。「騒ぎすぎではないか」と指摘した。

 この過熱報道には先月のヒューストンマラソンで日本歴代2位の好走をした新谷仁美も、自身のTwitterで同番組をリツイートし、「最初の19分はとくに聞いてほしい」と訴えている。

「心も体もまだ未熟だからこそ彼女の周囲にいる方々は過剰に反応しないで、彼女の本心をしっかり理解して急足にならず成長を見守る体制をとってほしい。成長過程の期間だからこそ大事にしてほしい」

 最後には「極端な話、世間や競技の反応よりも本人の心を一番に優先してください」と同郷・岡山で育つ後輩の気持ちを慮った。

構成●THE DIGEST編集部

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