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おりひめJAPAN、強敵スウェーデンに敗れ一歩後退。5日は負けられないロシア戦【女子ハンドボール世界選手権】

森本茂樹

2019.12.04

おりひめJAPANは、高さのあるスウェーデンに苦しんだ。熊本国際スポーツ大会推進事務局 Photo by ISOGUCHI_MASAHITO

 12月3日、女子ハンドボール世界選手権4日目が行われ、おりひめJAPANこと女子ハンドボール日本代表は、お互いに3連勝をかけてスウェーデンと対戦。26対34で敗れ、2勝1敗となり、3連勝のロシア、スウェーデンを追いかける立場となった。12月5日は、リオ・オリンピックで優勝したロシア戦。負けられない一戦となる。

 アルゼンチン、コンゴに連勝した日本 (IHFランキング13位)は、コンゴ、中国に連勝したスウェーデン(同19位)と相まみえた。スウェーデンは、ランキングでは日本が上位に位置するものの、2年前の世界選手権ではベスト4に入り、実績や実力で今大会はロシアに迫るとヨーロッパでは予測されている強敵だ。

 序盤5対1とリードした日本だが、5点連続で得点を決められるなど、前半で7点のビハインド。後半開始直後の4連続ゴールに会場は盛り上がりを見せたが、その後は一進一退の攻防が続き、スウェーデンの前に大会初黒星を喫した。
 
 高さのあるスウェーデンに苦しんだ日本。勝連智恵は、「次の対戦相手となるロシアも大きい選手が揃っている。ミスからの失点がないようにしていきたい」と話し、キャプテンの永田しおりは、「試合のスタートはよかったが、スピードダウンした時に動きが止まってしまって、パス回し、スピードコントロールができなかった。高さのあるスウェーデンにロングシュートがブロックされ、速攻で得点されるシーンが多かった」と語った。

 リーグ戦の正念場となるロシア戦を前に、課題を修正する必要がある日本だが、永田は、「自分たちのミスで負けたと感じている。悪いところを試合中に早く気づいて修正していかないといけない。やるべきことは分かっている。次に向けてやっていく」と前を向いた。負けられないロシア戦は、パークドーム熊本で、12月5日18時にスローオフだ。

取材・文●森本茂樹