モータースポーツ

角田裕毅、0.01秒差での予選Q1敗退に悔しさ隠さず…専門メディアは「潮目が変わるかも」と今後に期待も

THE DIGEST編集部

2023.03.19

サウジGPの予選ではQ1敗退となった角田。決勝ではポイント獲得を目指す。(C) Getty Images

 F1第2戦サウジアラビア・グランプリは3月18日に予選が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅は2戦連続のQ2進出はならず、決勝は16番グリッドからスタートすることとなった。

【動画】激しいタイムアタック! 角田裕毅は惜しくもQ1敗退…

 フリー走行3回目(FP3)では20周を走行して全体の19番手となる1分30秒797のベストタイムを計測した角田は、迎えた予選で3度のタイムアタックでラップを更新し続け、最終アタックでは全セクター自己ベストの1分29秒939を計測したが、最後にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が11番手に入ったことで、15番手のヴァルテリ・ボッタス(アルファロメオ)とは0.01秒差でノックアウトゾーンに転落した。

 予選終了後、角田は公式サイトを通して、「15番手とは100分の1秒差の16番手に終わり、非常に残念ですが、自分のラップと予選を通じての進歩には満足しています。車については、Q2とQ3にもっと安定して進出できるよう、グリップとパフォーマンスを高めていく必要があります」と振り返り、決勝については以下のように言及している。

「全体的には、この数日で学んだことを活かせたので、チームは良い仕事をしたと思います。明日はまた別の状況になるので、レースペースが良くなることを願っています。明日の最大の目標は、自分のドライビングに集中して100%の力を出し切って、ポイントを獲得することです」

 また、F1公式サイト『F1.com』のインタビューでは、「FP3以降は上手くいきませんでした。Q2に進むための車のパフォーマンスを見つけるのに苦労しました。金曜日は良くなっていただけに、あと少しのところでQ2に進出できなかったことは悔しいです。もっとペースがあると思っていました」「(決勝までに)大きく車を改善したり、セットアップを変えたりすることはできないので、データを見て良い戦略を立ててレースに臨み、ポイントを獲得できればと思います」と語った。
 
NEXT
PAGE
15番手とは0.01秒の僅差「チャンスを確実にモノにすることに集中したい」