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角田裕毅、2戦連続11位で悔しさ露わ… 一方で自身やチームの働きには満足! 専門メディアは「これならF1での4年目が与えられるはず」

THE DIGEST編集部

2023.03.21

2戦連続で11位に食い込んだ角田。次はポイント獲得を目指したい。(C) Getty Images

 F1第2戦のサウジアラビア・グランプリは3月19日に決勝が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅は開幕戦に続き、ポイント圏内まであと一歩の11位でレースを終えることとなった。
 
 予選では0.01秒差でQ2進出を逃して悔しい思いをした分、決勝での巻き返しを誓った角田は、オープニングラップからポジションを上げていくと、17周目でランス・ストロール(アストンマーティン)がコース脇に車を停めたことによるセーフティーカー(SC)出動を利用してタイミングの良いピットインを済ませると8番手となり、アルピーヌ勢には抜かれたものの、ハースのケビン・マグヌッセン相手には再三仕掛けられるも10番手を死守。そのまま終盤に入ったが、残り4周で力尽きた。

 レース前の「データを見て良い戦略を立てる」とのコメント通り、見事なタイヤマネジメントと的確なピットストップでペース不足の車をカバーする一方で、最終的には車の性能の低さによってポイントを逃すこととなり、マグヌッセンにオーバーテイクされた際には無線を通じて「ノー!」と絶叫するのを抑えられたなかった日本人ドライバーは、チームの公式サイトを通して、ジッダでの日曜日の夜を振り返っている。

「11位でレースを終えましたが、残りわずか4周のところでポジションを失うのは悔しかったです。チームは素晴らしい仕事をしてくれて、全てが完璧に進みました。ミディアムタイヤでのペースはとても力強く、予選に比べても改善されていました。チームや自分自身がやったことには満足していますが、同時に結局ポイントに手が届かなかったことには失望しています」

「メルボルン(第3戦オーストラリアGP)ではアップデートを施し、これまでよりも強くなって帰ってきます。パフォーマンスを最大限に発揮し、ベストを尽くすために、我々はすでに、次のレースに向けてフルに集中しています。そして、中団争いでトップに立ち、ここからコンスタントにポイントを獲得できるよう、ハードワークを続けていきます」
 
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