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フィギュア

現世界王者・宇野昌磨が公式練習に登場!前日負傷した右足首の不安を払拭する4回転ジャンプ2本を着氷!!【フィギュア世界選手権】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2023.03.23

ショートに臨む宇野。22日の公式練習では右足首を痛めて練習を途中で切り上げた。写真:田中研治(The Digest写真部)

ショートに臨む宇野。22日の公式練習では右足首を痛めて練習を途中で切り上げた。写真:田中研治(The Digest写真部)

 3月22日から開幕したフィギュアスケートの世界選手権は大会2日目を迎えた。会場のさいたまスーパーアリーナでは23日、男子のショート公式練習が行なわれ、日本男子初の連覇を狙う宇野昌磨がリンクに姿を現した。

 宇野は前日の公式練習のときにジャンプで転倒。その際に右足首を負傷し、しばらく立ち上がれずに練習を途中で切り上げていた。大会連覇に向け、状態が心配されていた宇野だったが、この日の公式練習で姿を見せると練習を見守ったファンから大きな拍手が送られ、宇野の応援バナーが数多く揺れた。

 リンクインすると、宇野はゆっくりとしたスケーティングを開始。時折右足に視線を落とすこともあったが、アクセルやフリップといったジャンプの踏み切りなどを入念に確認した。

 上着を脱ぎワインレッドの衣装を露わにすると、宇野はトリプルアクセル、4回転トウループをしっかり降りた。曲かけ練習になると本番スイッチに入り、4回転フリップ、4回転トウループ+2回転トウループ、トリプルアクセルを着氷。右足首の状態も問題なさそうだった。
 
 ショートの演技構成に入れているジャンプを全て降りた宇野は、リンクサイドで見守っていたコーチのステファン・ランビエール氏のもとへ寄り、笑顔で会話する場面が見られた。宇野は曲かけ後も入念にジャンプの踏み切りを確認。練習時間ギリギリまで、氷の感触を確かめた。

 男子ショートプログラムは15時56分からスタートし、宇野は第6グループの32番目で、20時29分に滑走予定。ディフェンディングチャンピオンが、今シーズンの集大成に挑む。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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