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フィギュア

日本ペア初優勝を目指す”りくりゅう”「過去の自分たちに勝てるように」4年ぶりの自国開催で頂点へ!【フィギュア世界選手権】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2023.03.23

三浦(左)と木原(右)は日本ペア初の世界選手権優勝を目指す。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

三浦(左)と木原(右)は日本ペア初の世界選手権優勝を目指す。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 日本ペア初の偉業へ、”りくりゅう”が挑む。

 3月22日からフィギュアスケートの世界選手権がさいたまスーパーアリーナで行なわれている。昨日のショートプログラムで首位に立った”りくりゅう”こと、三浦璃来&木原龍一が23日、フリーの公式練習に臨んだ。

 完璧と言っていい内容だったショートは、自己ベストを2.47点超える80.72点でトップに立った。得点が表示されると、二人は感情が爆発。三浦がピョンピョン飛び跳ねたほど、二人にとって会心の演技だった。

 フリーは最終滑走で迎える。朝の曲かけ練習では3つのコンビネーションジャンプ、スロー3ループなどのジャンプを確かめた。練習が終わると、観客からひと際大きな拍手をもらいリンクを離れた。ペアフリーは11時から行なわれ、”りくりゅう”は14時39分に滑走予定だ。
 
 昨年の世界選手権は日本ペア初の銀メダルを獲得し、大きく飛躍した。昨シーズン以上の成長を誓った”りくりゅう”は今季のグランプリシリーズで2連勝を飾ると、12月のグランプリファイナルで日本ペア初の金メダルを獲得。さらに、今年2月の四大陸選手権では会場が米コロラド州の高地にある厳しい環境だったなか、気迫の演技を見せ優勝を掴み取った。

 名実ともに世界トップで戦える実力を付けてきた”りくりゅう”。集大成となる今大会は4年ぶりの自国開催で当然ながら気合も入る。2019年夏にペアを結成して以来、ブルーノ・コーチからは「過去の自分たちに勝てるように」と言われている。

 舞台は整った。日本ペア初の金メダル獲得へ、”りくりゅう”の挑戦がいよいよ始まる。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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