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フィギュア

“かなだい”がFD進出!高橋大輔が「間違えた」と猛省。村元哉中が「頭の中で『?』が出た」と笑い飛ばしたミスとは?【フィギュア世界選手権】

THE DIGEST編集部

2023.03.24

2度目の世界選手権出場となった“かなだい”。笑顔でRDを滑り切った。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

2度目の世界選手権出場となった“かなだい”。笑顔でRDを滑り切った。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 3月24日、フィギュアスケートの世界選手権は3日目を迎え、アイスダンスのリズムダンスが行なわれた。同大会に2年連続で出場した”かなだい”こと、村元哉中&高橋大輔は72.92点をマーク。11位で明日のフリーダンスに進出した。

 シングル時代を合わせると、世界選手権10度目の出場となった高橋は開口一番、「ツイズルでカウントを間違えてしまった」と、序盤のツイズルで1回転多く回ってしまった自分のミスを悔やんだ。

 その後は落ち着きを取り戻した”かなだい”は、さいたまスーパーアリーナに詰めかけた観客の大声援を背にミッドラインステップを華麗に踏み、最後のローテーショナル・リフトで会場を魅了。得点には、二人とも充実した納得の表情を見せた。

 演技後、高橋は「前半は緊張感があったなか、うまく合わなかったけど、後半になるにつれて息も合ってきた。自分たちの中では細かいミスもあったけど、全体を通してすごく良かった」と答えた。村元は、高橋が明かしたツイズルのミスについて「1個多く回っているなあと。頭の中で?(はてな)が出た」と笑ったが、「気にはならなかったです」とフォローした。
 
 4年ぶりの日本開催となった世界選手権について高橋は「お客さんがいっぱいで嬉しかった。声援も聞こえたし、会場の雰囲気というか色が好きですね」と会場の雰囲気を楽しむと、「シングルとは違うカテゴリーで参加できたことは、当時の僕には想像もしていなかったですね」とアイスダンサーとして、いまもなお現役として戦えることに喜びを嚙みしめた。

 勝負のフリーダンスのプログラムは、『オペラ座の怪人』。高橋がシングル時代に滑った思い入れのあるプログラムだ。村元は「まだ試合でノーミスの演技ができていないので、ミスのない演技をして、オペラ座の世界観をお客さんに楽しんでもらえるようにしたい」と意気込みを述べると、高橋は「(シングルでは)オペラ座で初めてメダルを取れた。明日はカテゴリー違いで滑りますが、こういった形は感謝したい」と特別な思いを抱いた。

”かなだい”が作品の主人公であるクリスティーヌとファントムに、それぞれなりきることで生まれる世界観を観客に届ける。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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