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豪州GPで今度こそ入賞を狙う角田裕毅、新たな“空力パーツ”の投入で潮目が変わるレースとなるか?

THE DIGEST編集部

2023.03.30

1、2戦と11位に終わった角田。次はポイント獲得なるか。(C) Getty Images

 F1第3戦のオーストラリア・グランプリが今週末、メルボルンのアルバートパーク・サーキットで開催されるが、アルファタウリの角田裕毅がチームの公式サイトを通して意気込み等を語っている。
 
 バーレーン、サウジアラビアでは惜しくも11位に終わり、ポイント獲得はならなかったが、性能で劣る車から十二分に力を引き出し、安定したドライビングを披露しているF1キャリア3年目の日本人ドライバーには、ポジティブな評価が下されている。

 本人は「バーレーンに続き、サウジでも11位に終わったことには、ポイント獲得に近づいていただけに、少しばかりフラストレーションが溜まりました。車はサクヒールよりジッダにより合っており、チームも良い仕事をしてくれたので、レースペースの面でも前進できました。ポイントを懸けたバトルなど、自身のパフォーマンスには満足しているし、チームの働きに対しても同様の気持ちです」と、前回のレースを振り返り、さらに以下のように続けた。

「我々は車の限界を理解しています。実際のレースで他の車と戦わなければならない状況では、それはより顕著となります。(サウジでは)ストレートでのスピード不足に苦しんでいた中で、(ハースのケビン・)マグヌッセンとの10番手争いをラスト4周まで持ち込めたことは良かったと思っています。僕はバトルを満喫できたし、とても楽しかったです」

 そして、今週末の舞台となるメルボルンについては、「(自身にとって)2回目のレースであり、先週はシミュレーターでドライブしました。その際、レースウィークにはできなかった、サウジのレースでの幾つか確認したかった面や、より上手く機能するであろうセットアップについても入念に調べました」と十分に準備をしてきたことを強調している。

「今回は空力面で幾つかアップデートを行なうことになっており、僕はチームに良いフィードバックを提供することに集中します。この仕事がうまくいけば、車から最大限のパフォーマンスを引き出せ、再びポイントを争えるようになることを願っています」

「昨年は、特にメルボルンで特別良い週末は過ごせませんでした(予選13番手・決勝15位)が、オーストラリア滞在中に得た経験のほとんどを楽しみました。メルボルンでは、サーキット周辺の雰囲気がとても良いです。コースも好きであり、今回は時差ボケ対策のために早めにメルボルンに入り、仕事の前に数日、街やビーチを堪能します」
 
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「現時点のチームリーダーは穏やかな気持ちでオーストラリアに入り」