F1第3戦のオーストラリア・グランプリで、10位入賞を飾ったアルファタウリの角田裕毅。過去2戦同様に11位でフィニッシュラインを越えたが、他車のペナルティーによる繰り上げでて今季初ポイントを獲得した。
【動画】ラスト周回は追い抜き禁止でフィニッシュ! 角田が10位入賞
性能で劣るとされるAT04に手を焼きながらも可能な限り力を引き出し、粘り強いドライビングを続けてきた彼の努力が報われたと言えよう。もっとも、メルボルンでは2度目の赤旗が出た際には5番手まで浮上しており、レース再開時に順位を戻されてしまったことに角田は失望を隠さなかったが……。
この13番手からのジャンプアップは大きな話題となり、同じく2度目のレース再開時に9番手から4番手と大きく順位を上げたハースのニコ・ヒュルケンベルクが、背後に迫ったアルファタウリの車をミラーで確認して驚き、無線で「本当に角田が後ろにいるのか?」とチームに訊ねた後、「何てこった! 彼は順位を上げ過ぎだよね」とスラングまじりで言葉を漏らしたというエピソードを、英国の日刊紙『Mirror』は紹介している。
そして同メディアは、この場面での角田のパフォーマンスについて、「混乱の中、ドライバーは、周囲の全ての危険に迅速に対応し、狭いスペースを見つけるとともに、自身がコース外に押し出されないようにする必要があったが、角田は見事な腕前でそれを成し遂げた」と評した。
このようにポジティブな見方をしているのは、各国メディア共通であり、順位繰り上げの原因となったカルロス・サインツ(フェラーリ)のタイムペナルティーについては、その判定に疑問を呈する声が少なくないものの、一方で角田の入賞に対してネガティブな声は聞かれず、軒並み「ポイント獲得に相応しい」と、この日本人ドライバーには賛辞が贈られている。
【動画】ラスト周回は追い抜き禁止でフィニッシュ! 角田が10位入賞
性能で劣るとされるAT04に手を焼きながらも可能な限り力を引き出し、粘り強いドライビングを続けてきた彼の努力が報われたと言えよう。もっとも、メルボルンでは2度目の赤旗が出た際には5番手まで浮上しており、レース再開時に順位を戻されてしまったことに角田は失望を隠さなかったが……。
この13番手からのジャンプアップは大きな話題となり、同じく2度目のレース再開時に9番手から4番手と大きく順位を上げたハースのニコ・ヒュルケンベルクが、背後に迫ったアルファタウリの車をミラーで確認して驚き、無線で「本当に角田が後ろにいるのか?」とチームに訊ねた後、「何てこった! 彼は順位を上げ過ぎだよね」とスラングまじりで言葉を漏らしたというエピソードを、英国の日刊紙『Mirror』は紹介している。
そして同メディアは、この場面での角田のパフォーマンスについて、「混乱の中、ドライバーは、周囲の全ての危険に迅速に対応し、狭いスペースを見つけるとともに、自身がコース外に押し出されないようにする必要があったが、角田は見事な腕前でそれを成し遂げた」と評した。
このようにポジティブな見方をしているのは、各国メディア共通であり、順位繰り上げの原因となったカルロス・サインツ(フェラーリ)のタイムペナルティーについては、その判定に疑問を呈する声が少なくないものの、一方で角田の入賞に対してネガティブな声は聞かれず、軒並み「ポイント獲得に相応しい」と、この日本人ドライバーには賛辞が贈られている。