米男子ツアーのメジャー初戦『マスターズ』が現地４月６日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで開幕。日系米国人コリン・モリカワの信じ難い行動がTV中継で映し出され、物議を醸した。

　カメラが捉えたのは、６番・パー３のバーディーパットの場面だ。突然26歳のゴルファーは、グリーン上にある自身のボールを持ち上げ、マークの数インチ前にずらし、そのボールに合わせてマークを移動したのだ。

【動画】合法プレー！モリカワがボールを移動した場面をチェック

　これにはファンもすかさず反応。「モリカワは詐欺師だ」「ペナルティが必要だ」「あれはズルい」「生放送で不正が発覚した」「モリカワをを失格にせざるを得ない」などとSNS上で騒ぎたてたのだ。

　３アンダー・13位タイで終えたモリカワは、ラウンド後に自身のTwitterで「アドレスする時にボールが自然の力で動いた。だから僕は元の場所に戻す際、マーカーを適当な場所に置いて、ボールをリプレースした後に、改めてマークしたんだ」とゴルフ規則13.1dに則ったことを説明。そして「ルールに従ってプレーするよ、約束する」と公言した。
  　前半部分がカットされていたことを認識したファンは、「俺は信じてた」「あんな動画に騙されないよ」「完全に合法だ！」「クリーンな男だ」などと、メジャー２勝の彼に信頼を寄せた。

　グリーンジャケットを巡り、早くも白熱する同大会。フェアプレーでタイトル争いをする男たちの姿を世界のファンが期待しているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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