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バレーボール

石川祐希がイタリア語で現地取材に対応! 日本バレー界の至宝が考える“今後のキャリア”は?

THE DIGEST編集部

2023.04.10

日本時間4月11日に準決勝をかけ最終戦に挑むパワーバレーミラノ。なかでも躍進する石川は現地でも注目されている。(C) La Pallavolo Serie A

日本時間4月11日に準決勝をかけ最終戦に挑むパワーバレーミラノ。なかでも躍進する石川は現地でも注目されている。(C) La Pallavolo Serie A

 バレーボールのイタリアリーグ・セリエAの2022-23シーズ王者を決めるプレーオフが佳境を迎えている。その大舞台で躍動中の男子日本代表の石川祐希に注目した、現地メディアが単独インタビューを敢行した。

 石川が所属するパワーバレーミラノは、8位でプレーオフ準々決勝への出場権を獲得。レギュラーシーズンを2位に勝点21差をつけ全勝で終えた首位のペルージャが相手だ。最強軍団が3勝先勝(5試合制)のこのシーリーズを難なく勝ち抜けるだろうとの前評判だったが、ふたを開けてみれば、ミラノがリーグトップから2勝を奪って並び最終戦へ持ち込むことに成功した。

 その快進撃に大きく貢献している背番号14の躍動に現地メディアも熱視線を注いでいる。有名アスリートや見識者が出演するマルチスポーツメディア『Sport2U』が、配信番組の中で石川へ取材を実施した。

 スポーツジャーナリストのロベルタ・ロテッリ氏は、オンラインで出演した石川を、「このプレーオフの主役で、ミラノのアイコン」と冒頭で紹介。もちろん、話題は熱戦の最中にあるペルージャとのプレーオフから始まった。
 
 フルセットを制し、強豪から2度目の金星を奪った直近の第4戦について石川は、「とても良い内容だった第1セットの後、第2、第3セットは苦しんだが、チームは諦めず、勝利を信じていた。僕は(負傷で)試合の最後にコートを後にしたが、チームの皆がよくやってくれた」と振り返った。

 ミラノにとって、プレーオフ前までリーグ無敗だったペルージャとの対戦は、難しさもあったはず。「どのように2勝を挙げることができたのか?」との問いには、「僕たちは8位通過で、また、ミドルブロッカーが揃わずアウトサイドヒッター3人で戦うなど、厳しいレギュラーシーズンを送ってきた。今はチームの状態が整い、自信をもってペルージャと戦えている」と回答。

 準決勝進出の行方をかけて臨む第5戦へ向けて、良い準備ができていると話す石川は、「重要となるのは僕らのサーブとレセプション。相手の強力なサーブに対処して攻撃に繋げなければいけない。それができた時、ミラノは強い」と断言した。1つ目の金星で掴んだ手ごたえは確信へと変化しているようだ。

「個々の選手に対して準備をしているが、交代を多用して仕掛けてくるので、どの選手が入った時にどんな戦い方をしてくるかを理解し、僕らにはフォーメーションや思考を変えるなどの対応が必要。ここまで4試合を戦ったので適応できると思う」とひるむつもりはない。
 
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