4月23日、ブシロード傘下のプロレス団体スターダムは、史上最大のビッグマッチ『ALLSTAR GRAND QUEENDOM 2023 Powered by Softbank NFT LAB』神奈川・横浜アリーナ大会を開催した。メインイベントでは、赤いベルトことワールド・オブ・スターダム選手権チャンピオンのジュリアに中野たむが挑戦した。
2人は2021年3月3日に開催した東京・日本武道館大会のメインイベントで、当時ワンダー・オブ・スターダム王者だったジュリアにたむが挑戦。この試合は敗者髪切りマッチとして行なわれ、たむが勝利。ジュリアが王座陥落とともに丸坊主になった。両者の遺恨は残り、今大会直前の会見ではジュリアがたむを襲撃し、額から流血させている。
【動画】たむが決めたバイオレット・スクリュー・ドライバー
試合は序盤から場外でジュリアがテーブルを取り出して荒れ模様に。トップロープから宙吊りのスリーパーを仕掛けたたむをジュリアはデッドリードライブでテーブルに叩きつける。さらにたむを花道に連れ出したジュリアは、グロリアスドライバーを狙うもたむがリバースDDTで切り返す。リングに戻るとコーナーの攻防に。2人はヘッドバットの相打ちで再び場外へ落下も、カウント18で何とか生還していた。
立ち上がると今度は激しい張り手の打ち合い。ジュリアがたむを崩す。だが、たむも負けじと応戦し、ヘッドバットで崩れるジュリア。たむは粘り強くグラウンドを仕掛けていく。しかしジュリアはパンチ一発で形勢を逆転させる。
反則のパンチに場内からブーイング。ジュリアの猛攻を次々と返していくたむに場内からは重低音ストンピング攻撃(足の踏み鳴らし)が鳴り響く。コーナーでの攻防を制したたむは雪崩式ダブルアームスープレックスを放つ。ダメージが蓄積しているためカウントに入れず。たむは掟破りのノーザンライトボムからトワイライトドリームに繋ぎ、カウント2で返されると、間髪入れずにバイオレット・スクリュー・ドライバーが決まりカウント3。たむが初の赤いベルト戴冠を果たした。
試合後、たむは「ジュリア!私さブスかな…あんたはバケモンだよ。あんたの大切な赤いベルトを獲ってやったよ。私の最大のライバル、あんたと闘うのは命だって捧げてもいいと思ってる。どうせあんたのことだから、またしつこくこのベルトを獲りに来るんだろ?来なきゃ絶対に許さない!」と言葉を投げかけた。
これにジュリアは「しつこいのはオメエじゃねえかよ。私のこれからやりたいことにどうしても必要なその赤いベルト獲ったたむ。絶対許さん!…まあ今日は楽しかったよ。ただお前の顔はもう当分見たくねえ。そして横浜アリーナ!見たか?これが女子プロレス最高峰なジュリアだ!そしてこれが中野たむだ!たむ、アルベデルチ!じゃあな!」とジュリア節でたむを称えた。これには場内から大ジュリアコール。
最後にたむは観客と一緒に「宇宙に煌めくたむロードについて来い!Believe in たむ」と絶叫。銀テープが舞うなか、大たむコールで史上最大のビッグマッチは幕を閉じた。
◆スターダム◆
『ALLSTAR GRAND QUEENDOM 2023 Powered by Softbank NFT LAB』
2023年4月23日
神奈川・横浜アリーナ
観衆 5539人
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合(30分1本勝負)
<王者>●ジュリア(23分40秒 片エビ固め)中野たむ○<挑戦者>
※バイオレット・スクリュー・ドライバー
※第15代王者が3度目の防衛に失敗。たむが第16代王者となる。
取材・文●どら増田
【関連記事】11年ぶり!!夢のオールスター戦が6.9両国で開催!新日本・棚橋弘至が全日本・宮原健斗とのタッグに色気「もう1回組みたい」
【関連記事】レスラー人生を懸けたSANADA。初登場から7年で掴んだ王座に本音「もう後がないなとずっと思っていた」【新日本】
【関連記事】那須川天心のボクシング初陣を世界はどう見た? 英メディアは“別人”ぶりに感嘆「メイウェザーに泣かされた青年ではない」
2人は2021年3月3日に開催した東京・日本武道館大会のメインイベントで、当時ワンダー・オブ・スターダム王者だったジュリアにたむが挑戦。この試合は敗者髪切りマッチとして行なわれ、たむが勝利。ジュリアが王座陥落とともに丸坊主になった。両者の遺恨は残り、今大会直前の会見ではジュリアがたむを襲撃し、額から流血させている。
【動画】たむが決めたバイオレット・スクリュー・ドライバー
試合は序盤から場外でジュリアがテーブルを取り出して荒れ模様に。トップロープから宙吊りのスリーパーを仕掛けたたむをジュリアはデッドリードライブでテーブルに叩きつける。さらにたむを花道に連れ出したジュリアは、グロリアスドライバーを狙うもたむがリバースDDTで切り返す。リングに戻るとコーナーの攻防に。2人はヘッドバットの相打ちで再び場外へ落下も、カウント18で何とか生還していた。
立ち上がると今度は激しい張り手の打ち合い。ジュリアがたむを崩す。だが、たむも負けじと応戦し、ヘッドバットで崩れるジュリア。たむは粘り強くグラウンドを仕掛けていく。しかしジュリアはパンチ一発で形勢を逆転させる。
反則のパンチに場内からブーイング。ジュリアの猛攻を次々と返していくたむに場内からは重低音ストンピング攻撃(足の踏み鳴らし)が鳴り響く。コーナーでの攻防を制したたむは雪崩式ダブルアームスープレックスを放つ。ダメージが蓄積しているためカウントに入れず。たむは掟破りのノーザンライトボムからトワイライトドリームに繋ぎ、カウント2で返されると、間髪入れずにバイオレット・スクリュー・ドライバーが決まりカウント3。たむが初の赤いベルト戴冠を果たした。
試合後、たむは「ジュリア!私さブスかな…あんたはバケモンだよ。あんたの大切な赤いベルトを獲ってやったよ。私の最大のライバル、あんたと闘うのは命だって捧げてもいいと思ってる。どうせあんたのことだから、またしつこくこのベルトを獲りに来るんだろ?来なきゃ絶対に許さない!」と言葉を投げかけた。
これにジュリアは「しつこいのはオメエじゃねえかよ。私のこれからやりたいことにどうしても必要なその赤いベルト獲ったたむ。絶対許さん!…まあ今日は楽しかったよ。ただお前の顔はもう当分見たくねえ。そして横浜アリーナ!見たか?これが女子プロレス最高峰なジュリアだ!そしてこれが中野たむだ!たむ、アルベデルチ!じゃあな!」とジュリア節でたむを称えた。これには場内から大ジュリアコール。
最後にたむは観客と一緒に「宇宙に煌めくたむロードについて来い!Believe in たむ」と絶叫。銀テープが舞うなか、大たむコールで史上最大のビッグマッチは幕を閉じた。
◆スターダム◆
『ALLSTAR GRAND QUEENDOM 2023 Powered by Softbank NFT LAB』
2023年4月23日
神奈川・横浜アリーナ
観衆 5539人
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合(30分1本勝負)
<王者>●ジュリア(23分40秒 片エビ固め)中野たむ○<挑戦者>
※バイオレット・スクリュー・ドライバー
※第15代王者が3度目の防衛に失敗。たむが第16代王者となる。
取材・文●どら増田
【関連記事】11年ぶり!!夢のオールスター戦が6.9両国で開催!新日本・棚橋弘至が全日本・宮原健斗とのタッグに色気「もう1回組みたい」
【関連記事】レスラー人生を懸けたSANADA。初登場から7年で掴んだ王座に本音「もう後がないなとずっと思っていた」【新日本】
【関連記事】那須川天心のボクシング初陣を世界はどう見た? 英メディアは“別人”ぶりに感嘆「メイウェザーに泣かされた青年ではない」