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「4回転ジャンプは5本を計画」「彼はどんなことでも可能だ」羽生結弦”大逆転”への援軍、コーチがついに合流!

THE DIGEST編集部

2019.12.07

穴をあけられたネイサン・チェンとの差を埋めるために、4回転半(クワドアクセル)も計画か。(C) Getty Images

穴をあけられたネイサン・チェンとの差を埋めるために、4回転半(クワドアクセル)も計画か。(C) Getty Images

 イタリア・トリノで開催されている、フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル。5日に行なわれた男子シングルのショートプログラム(SP)で2位スタートとなった羽生結弦のジャンプ指導を担当するジスラン・ブリアンコーチが6日に現地入りしたようだ。五輪競技を専門に扱う『Olympic Channnel』が報じている。

 同メディアにジスラン氏が語ったところによると、トリノまで向かう経由地フランクフルト(ドイツ)でパスポートが盗まれてしまい、渡航不可能に。そのため、カナダに戻って再発行手続きをしてから現地入りしたため、時間がかかってしまったという。

 この日に行なわれた公式練習で、羽生は4回転アクセル(クワド・アクセル)に挑戦する姿を見せ、周囲を驚かせた。この練習にも立ち合っていたジスラン氏は、フリープログラムでのジャンプについて問われると、このように返答している。
 
「ユヅは多くのことを実現することができる。彼のフリーのプログラムは今年最高であり、4本の4回転ジャンプを含むが、明日は5本を計画している。もちろん4回転だ。彼のスケートのクオリティ、すべての演技で挑むことで、どんなことでも可能になるだろう。

 これは私の考えだが、彼は加えるならば、5回転よりも4回転アクセルを入れたいのだと思う。クワドアクセルは5回転よりも難しい。鼠径部の筋肉に負荷がかかり、正しいリズムを保つことが難しいんだ。けれど、ユヅは常に上を目指すことで自身を成長させ、彼自身もそれを楽しんでいる」

 公式練習で羽生は、これまで公の場で挑む姿を見せたことがなかった4回転アクセルに果敢に挑んだ。実戦に投入するかは不明だが、後半に実戦から約2年ほど遠ざけてきた4回転ルッツを盛り込む可能性は高い。

 首位ネイサン・チェンとは12・95点差。フリーでは闘志を燃やし続ける羽生結弦の姿が見られるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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