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フィギュア

紀平梨花、連覇に暗雲。転倒が響きまさかの最下位スタート。フリーで巻き返しの4回転サルコーはあるか?

THE DIGEST編集部

2019.12.07

連続ジャンプでの転倒が響き、納得のいく滑りができなかった紀平。(C)Getty Images

連続ジャンプでの転倒が響き、納得のいく滑りができなかった紀平。(C)Getty Images

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルの女子ショートプログラム(SP)が12月6日(日本時間7日)に行なわれ、連覇を狙う17歳の紀平梨花は、70・71の6位と出遅れた。
 
 日の丸がはためく中登場した紀平は、緊張で表情も固く、動きもぎこちない。冒頭に入る得意のトリプルアクセル(3A)の着氷が乱れると、動揺もあったのか、続く連続ジャンプの2回目で転倒し、精彩を欠く内容となる。

 首位に立ったのは世界最高得点の85・45を叩きだしたアリョーナ・コストルナヤ。2番目にアリーナ・ザギトワが続き、アンナ・シェルバコワが3位と上位はロシア勢で占められた。

 紀平が首位コストルナヤとの14・74のとの点差を埋めるのは、かなり難しく2連覇の道は遠のいたと言えるが、フリーで4回転サルコーへの挑戦も含め、まだまだ見どころは十分にある。
 
【グランプリファイナル女子SP結果】

1位 A・コストルナヤ(ロシア)85・45
2位 A・ザギトワ(ロシア)  79・60
3位 A・シェルバコワ(ロシア)78・27
4位 B・テネル(米国)    72・20
5位 A・トゥルソワ(ロシア) 71・45
6位 紀平梨花(日本)     70・71

 フリーは7日(日本時間8日)に行なわれる。滑走順は1番テネル、2番紀平、3番トゥルソワ、4番シェルバコワ、首位のコストルナヤが5番、2位のザギトワが最後を飾る。
 2番目となった紀平は、他者の得点を気にすることなく滑ることができる。彼女らしいしなやかで強靭な滑りを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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