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格闘技・プロレス

「どちらがよりタイトルを欲しているか」“打倒・中谷潤人”にA・モロニーが闘志を燃やす!双子の兄とアベック王座を狙う

THE DIGEST編集部

2023.05.11

5月20日、モロニー(左)vs.中谷(右)のタイトルマッチが行なわれる。(C)Getty Images

5月20日、モロニー(左)vs.中谷(右)のタイトルマッチが行なわれる。(C)Getty Images

 現地5月20日、米ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナにおいて、中谷潤人(M.T)とアンドリュー・モロニー(オーストラリア)によるWBO世界スーパーフライ級王座決定戦が行なわれる。

 前王者の井岡一翔(志成)がタイトルを返上。その空位を争う形で実現することになった。ここまで24戦全勝(18KO)と圧倒的な強さを発揮している25歳の中谷に対するのは、25勝(16KO)2敗1無効試合の32歳モロニーだ。両者ともに世界王者のベルトを手にした経験者ではあるが、前評判は中谷有利という声が少なくない。

 そんななかでモロニーの地元、豪放送局『ABC News』は、「デビン・ヘイニー対ワシル・ロマチェンコというライト級4団体統一戦のアンダーカードで、アンドリューは無敗の日本人サウスポー、ジュント・ナカタニ(24-0)という信じられないほど手強い有望株と対戦する」と報じ、本人のコメントを紹介している。

 モロニーは、「(中谷と)どちらがよりタイトルを欲しているかということに尽きると思う」と語り、「彼は以前にも世界チャンピオンになったことがあるし、僕もそうだ。多くのことが懸かっている」と闘志を燃やした。
 
 そして「ナカタニのスタイルは独特で、体重のわりに背が高く、サウスポーだ。僕自身サウスポーと戦うのは久しぶりだが、この試合のために長い準備期間があったのはありがたい」とコンディションに自信をみなぎらせる。

 同試合の1週間前には双子の兄ジェイソン・モロニーがWBO世界バンタム級王座決定戦に挑む。これには、「もし計画通りにいけば、ジェイソンと私が世界チャンピオンになり、わずか1週間違いで2人の世界チャンピオンがオーストラリアに誕生する」と兄弟での王座戴冠への想いを明かした。

 打倒日本人ファイターを掲げるオーストラリアの雄、アンドリュー・モロニー。決戦のゴングが刻々と近づいている。

構成●THE DIGEST編集部

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