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角田裕毅、今季の決勝での強さに「本当に大きな驚き」! 英紙は充実ぶりを示す「1位」のデータに注目

THE DIGEST編集部

2023.05.12

各メディアからの評価も高まる角田。次戦のポイント獲得に期待がかかる。(C) Getty Images

 5月7日に決勝が行なわれたF1第5戦のマイアミ・グランプリにおいて、アルファタウリの角田裕毅は17番グリッドから徐々にポジションを上げ、最終的にはポイント圏内に肉薄する11位でレースを終えている。

【動画】次々とオーバーテイクを決めた角田裕毅が11位!
 車の性能の低さに苦しみながらも、開幕戦バーレーンGP、続くサウジアラビアGPでも同様に11位、オーストラリアGPでは11位フィニッシュも他のドライバーへのペナルティーによる順位繰り上げでついに入賞を果たし、アップデートが上手くいったアゼルバイジャンGPでは8番グリッドスタートでポジションを下げるも、最終的に挽回して2戦連続でポイント獲得に成功した。

 そして5戦目、再び「AT04」のパフォーマンス不足に見舞われ、予選では初めてチームメイトのニック・デ・フリースに敗れるなど、2日目までは全てのセッションで低調さが目立ったものの、決勝ではセッティング変更などが奏功し、力強く安定したドライビングを披露。目標としていたポイント獲得はならなかったものの、角田は自身のSNSで「11位! チームによる素晴らしいリカバリー。(次戦の)ホームグランプリが楽しみ」とポジティブな文章を投稿している。

 この、5戦続けての同じような結末について、角田は「これはアルファタウリのトレンドのようなもので、予選が悪くてもレースが良かったりします。なぜ自分たちが良かったのかを調べなければならないのは当然ですが、それにしてもこれは本当に大きな驚きです」と印象を明かした(オランダのF1専門サイト『RN365』より)。

 また、「昨季に比べて、全てのレースで確実にパフォーマンスを引き出せているのは良いことです」とここまでの自身をポジティブに振り返った彼は、ホームサーキットとも言えるイモラで開催される次戦のエミリア・ロマーニャGPに向けて、「次は大幅なアップデートを導入することになるので、それが上手くいけばと思います」と期待を寄せている。
 
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チームの前ポイントをひとりで稼ぎ出したのは角田とアルボンだけ