グランプリ(GP)ファイナルと同時にイタリア・トリノで開催されているジュニアのGPファイナルで、若武者が快挙を成し遂げた。
ジュニアの男子シングル、ショートプログラム(SP)を3位で終えていた佐藤駿が、フリーで高得点をたたき出し、逆転優勝。日本人選手としては同カテゴリの制覇は4人目だ。
SPを77・26点で終えていた佐藤は、フリープログラム『ロミオとジュリエット』で4回転ルッツ、4回転―3回転の連続トゥループ、4回転トゥループ、トリプルアクセル(3A)などの大技を着氷させ、177・86点を獲得。総合でも255・11点と、ジュニアでの世界最高記録を更新し、SP首位だったアンドレイ・モザレフ(ロシア/総合241・48点)を上回った。
同ジュニアGPファイナルでの優勝は、小塚崇彦(2005年)、羽生結弦(2009年)、宇野昌磨(2014年)に続く4人目の快挙となる。
フリーを終えた後にインタビューに応じた佐藤は、「始まる前は少し緊張していたんですが、氷上では落ち着くことができて、思うように滑ることができた」とコメントした。
そして、11年の東日本大震災まで羽生と同じアイスリンク仙台で研鑽を積んでいたルーツから、羽生が自身のロールモデルであることを明かしている。
「(シニアの競技で)羽生くんの4回転ルッツを見て、とても楽に飛んでいるように見えた。何度も何度も見て、僕自身も簡単にできるんじゃないかと思えるほど見ました。だから、力まずに飛ぶことができたと思います」
ちなみに、五輪公式チャンネル『Olympic Channel』は、「スーパー・サトウがジュニアの王冠を獲得! 自分が羽生の後継者であることをきらびやかにアピールしてみせた。(中略)そして、プーさんが好きな羽生のように、サトウはパンダが好きな動物だと明かした。彼の参加するコンペティションで、”シロクマ”が投げ入れられる様子をよく目にすることができる」と、羽生の”後輩”の偉業を称えている。
SP6位だった鍵山優真はフリー155・90点で3位、合計は227・09点で4位。こちらも”巻き返し”に成功している。
構成●THE DIGEST編集部
ジュニアの男子シングル、ショートプログラム(SP)を3位で終えていた佐藤駿が、フリーで高得点をたたき出し、逆転優勝。日本人選手としては同カテゴリの制覇は4人目だ。
SPを77・26点で終えていた佐藤は、フリープログラム『ロミオとジュリエット』で4回転ルッツ、4回転―3回転の連続トゥループ、4回転トゥループ、トリプルアクセル(3A)などの大技を着氷させ、177・86点を獲得。総合でも255・11点と、ジュニアでの世界最高記録を更新し、SP首位だったアンドレイ・モザレフ(ロシア/総合241・48点)を上回った。
同ジュニアGPファイナルでの優勝は、小塚崇彦(2005年)、羽生結弦(2009年)、宇野昌磨(2014年)に続く4人目の快挙となる。
フリーを終えた後にインタビューに応じた佐藤は、「始まる前は少し緊張していたんですが、氷上では落ち着くことができて、思うように滑ることができた」とコメントした。
そして、11年の東日本大震災まで羽生と同じアイスリンク仙台で研鑽を積んでいたルーツから、羽生が自身のロールモデルであることを明かしている。
「(シニアの競技で)羽生くんの4回転ルッツを見て、とても楽に飛んでいるように見えた。何度も何度も見て、僕自身も簡単にできるんじゃないかと思えるほど見ました。だから、力まずに飛ぶことができたと思います」
ちなみに、五輪公式チャンネル『Olympic Channel』は、「スーパー・サトウがジュニアの王冠を獲得! 自分が羽生の後継者であることをきらびやかにアピールしてみせた。(中略)そして、プーさんが好きな羽生のように、サトウはパンダが好きな動物だと明かした。彼の参加するコンペティションで、”シロクマ”が投げ入れられる様子をよく目にすることができる」と、羽生の”後輩”の偉業を称えている。
SP6位だった鍵山優真はフリー155・90点で3位、合計は227・09点で4位。こちらも”巻き返し”に成功している。
構成●THE DIGEST編集部