イタリア・トリノで行なわれたフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは最終日の7日、男子に続き、女子シングルのフリープログラムが行なわれた。
ショートプログラム(SP)を6位でスタートした日本の紀平梨花は、フリーで試合では初となる4回転サルコーに挑戦。結果、冒頭に組み込んだ4回転サルコーは転倒したが、二度にわたるトリプルアクセル(3回転半)を含む6本のジャンプはすべて着氷し、145・76点をマーク。総合216・47点とし、4位で終えている。
優勝は、SPで首位に立ったアリョーナ・コストルナヤで、世界最高となる総合247.59点を記録。4回転ジャンプを含まない、トリプルアクセルを軸とした完璧な演技で大会を制した。そして、続く2位のアンナ・シェルバコワは、フリーで4回転ジャンプ3本を飛び、3位のアレクサンドル・トルソワは5本を組み込んで3本を成功させるという、かつてないレベルでの争いが繰り広げられた。
そんななかで、これまでトリプルアクセルを武器としてきた紀平の4回転サルコーへの挑戦は、自身のレベルアップ、巻き返しを諦めない心の表われだったといえるだろう。イタリアのスポーツメディア『OA Sports』は、紀平の挑戦をこのように称えている。
「リカ・キヒラはまたひとつ上のステージへ歩みを進めた。ついに4回転サルコーに挑戦し、SPの最下位(6位)から巻き返し、4位で終えることに成功。しかもふたつのトリプルアクセルのうち、ひとつはとても良いクオリティーで成功させている」
そして、海外のフィギュアファンも紀平にエールを送っている。
「リカのトリプルアクセルが大好き。4回転サルコーもあと少しだったから、頑張ってほしい」
「クワドに挑戦して巻き返したリカ、素晴らしい」
「リカはファイターだ。これは誰もができる挑戦じゃない。彼女が素晴らしいスケーターであることに疑いはない」
「勝者でありながら上を向き続けるあなたのメンタルに拍手を送るよ」
ロシア勢3人の表彰台独占が象徴しているように、かつてない新時代に突入した女子シングルのフィギュアスケート。同大会2連覇は逃したが、紀平の新たな挑戦は、まだ始まったばかりだ。
構成●THE DIGEST編集部
ショートプログラム(SP)を6位でスタートした日本の紀平梨花は、フリーで試合では初となる4回転サルコーに挑戦。結果、冒頭に組み込んだ4回転サルコーは転倒したが、二度にわたるトリプルアクセル(3回転半)を含む6本のジャンプはすべて着氷し、145・76点をマーク。総合216・47点とし、4位で終えている。
優勝は、SPで首位に立ったアリョーナ・コストルナヤで、世界最高となる総合247.59点を記録。4回転ジャンプを含まない、トリプルアクセルを軸とした完璧な演技で大会を制した。そして、続く2位のアンナ・シェルバコワは、フリーで4回転ジャンプ3本を飛び、3位のアレクサンドル・トルソワは5本を組み込んで3本を成功させるという、かつてないレベルでの争いが繰り広げられた。
そんななかで、これまでトリプルアクセルを武器としてきた紀平の4回転サルコーへの挑戦は、自身のレベルアップ、巻き返しを諦めない心の表われだったといえるだろう。イタリアのスポーツメディア『OA Sports』は、紀平の挑戦をこのように称えている。
「リカ・キヒラはまたひとつ上のステージへ歩みを進めた。ついに4回転サルコーに挑戦し、SPの最下位(6位)から巻き返し、4位で終えることに成功。しかもふたつのトリプルアクセルのうち、ひとつはとても良いクオリティーで成功させている」
そして、海外のフィギュアファンも紀平にエールを送っている。
「リカのトリプルアクセルが大好き。4回転サルコーもあと少しだったから、頑張ってほしい」
「クワドに挑戦して巻き返したリカ、素晴らしい」
「リカはファイターだ。これは誰もができる挑戦じゃない。彼女が素晴らしいスケーターであることに疑いはない」
「勝者でありながら上を向き続けるあなたのメンタルに拍手を送るよ」
ロシア勢3人の表彰台独占が象徴しているように、かつてない新時代に突入した女子シングルのフィギュアスケート。同大会2連覇は逃したが、紀平の新たな挑戦は、まだ始まったばかりだ。
構成●THE DIGEST編集部