格闘技・プロレス

BOSJ優勝はマスター・ワト! IWGPジュニア挑戦へ「新日本ジュニアをもっと面白く最高の舞台に持っていきたい」

どら増田

2023.05.29

BOSJを制したマスター・ワト。次なるターゲットはIWGPジュニアだ。写真:新日本プロレス

 新日本プロレスは『BEST OF THE SUPER Jr. 30』(BOSJ)の最終戦、5.28東京・大田区総合体育館大会を開催した。メインイベントは『BEST OF THE SUPER Jr. 30』優勝決定戦、マスター・ワトとティタンが対決。お互いにブロック2位からの決勝進出で、優勝決定戦はともに初進出だ。
 

 まずティタンがメキシコの国旗を持って入場。ワトは指南役の天山広吉とともに入場した。試合前から場内はワトコールとティタンコールが交差する。気がつけばティタンにはロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーがティタンのセコンドに就く。試合はグランドの展開からスタート。ワトのサブミッションに対して、ティタンはジャベで応戦する。空中戦に持ち込もうとするティタンだったが、ワトがこれにも対応し、先にプランチャを見舞う。得意の蹴り技を繰り出すと、ティタンは低空ドロップキックから膝狙いのジャベに移行。これを外されると、再び低空ドロップキックを放ち、顔を歪めるワト。

 ティタンのトペを右のハイキックで封じると、ワトはトペコンヒーロでティタンを吹っ飛ばす。しかしティタンもワトを場外に投げ飛ばすと三段目のロープからラ・ケブラータを放ち、さらにノータッチトペコンを放つ。ここからハイレベルな一進一退の攻防に、場内からは両選手に声援が贈られる。

 ワトの通天閣ジャーマンをDDTで切り返すティタンはさらにダメージを与えると、ジャベからジャベ・インモルタルに移行するが、ワトは天山の励ましもあり、エスケープ。ワトは通天閣ジャーマンを放つもカウントは2。ティタンはティタニカからキックのコンビネーションを決めるが、ワトは通天閣ジャーマンから、レシエンテメンテが決まりカウント3。ワトが初優勝を収め、今年から贈呈されることになった優勝旗が贈られている。

 試合後、ワトはIWGPジュニア王者の高橋ヒロムを呼び寄せ同王座に挑戦表明。ヒロムは断る理由もなくこれを受諾。ワトが「場所はオレの地元、大阪だ!」と叫ぶと退場しながらヒロムは「楽しみにしてるぞ!ワト」と叫び6.4大阪城ホール大会で両者による防衛戦が行なわれそうだ。
 
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「オレの地元で堂々と挑戦したい」と次戦への決意を表明