格闘技・プロレス

プロレスオールスター戦、新日本オカダ・カズチカを全日本の宮原健斗、ノア清宮海斗が意識「プロレスに絶対はないから」

どら増田

2023.06.10

オカダ・カズチカと睨み合う清宮海斗。写真⚫︎ALL TOGETHER実行委員会

 新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアの大手3団体によるALL TOGETHER実行委員会が、プロレスオールスター戦『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』6.9 東京・両国国技館大会を開催した。メインイベントでは、3団体のトップクラスが集結した6人タッグマッチ、棚橋弘至&宮原健斗&清宮海斗とオカダ・カズチカ&青柳優馬&拳王のドリームマッチが組まれた。棚橋は12年前の第1回大会、11年前の第2回大会もメインを務めており、3回連続メイン出場。その他の選手は宮原と拳王が出場しているが、オカダをはじめその他の3選手は初出場となる。
 
 試合は棚橋と拳王、オカダと宮原、清宮と青柳などが初遭遇。また遺恨関係にある清宮とオカダは、清宮がオカダを振り向かせようと果敢に攻めていく。心配されたオカダと拳王のタッグだが、揉めそうになると青柳が仲介する。それとは対照的に棚橋組はオカダにオールスター戦ならではのトリプルドロップキック。しかし、最後は棚橋が捕まり、波状攻撃からオカダのレインメーカーが決まりカウント3。オカダ組が勝利。オカダは拳王に拳を出すと、間を置いてから拳王も拳を合わせハッピーエンドに終わった。

 しかし試合後、清宮が「今日で『ALL TOGETHER』は終わりです。スイッチ切り替えます! (声を張り上げて)オカダッ! 逃げてんじゃねえぞ、オイ! 自分はオカダをぶっ潰す!」と改めて打倒オカダ宣言。清宮は新日本真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス』に初出場することが決まっており、引き続き新日本マットでもオカダを追い続ける姿勢だ。また宮原も「プロレスファンの歓声は宮原健斗とオカダ・カズチカが向き合った時、地響きのような歓声だったね。まぁこの先、あるかないかは分からないけれども、プロレスに絶対はないからね。同じ時代を生きるプロレスラーとして、気にしてこれからは見てますよ」とオカダを意識した発言を行なった。

 オカダは「全日本プロレスの選手しっかり覚えましたよ」とノアとは違ってあまり絡んだことのない全日本の名前を出していたが「たまにやるから楽しい」とも話しており、オールスター戦の乱発には否定的だった。しかし、今度は交流戦ではなく対抗戦を見たいと思わせるようなメインイベントだった。

◆ALL TOGETHER実行委員会◆
『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』
2023年6月9日
東京・両国国技館
観衆 6569人
▼6人タッグマッチ(30分1本勝負)
●棚橋弘至&宮原健斗&清宮海斗(23分33秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ○&青柳優馬&拳王
※レインメーカー

文⚫︎どら増田
【動画】3団体が集結したプロレスオールスター戦!

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