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バレーボール

「新勢力」の台頭が著しい眞鍋ジャパン! 決勝R進出のカギを握る期待の3選手とは?【女子バレーVNL】

THE DIGEST編集部

2023.06.29

ファイナルラウンド進出に向けて奮闘中の火の鳥NIPPON。左から荒木、西村、和田。写真:梅月智史(THE DIGEST編集部)

ファイナルラウンド進出に向けて奮闘中の火の鳥NIPPON。左から荒木、西村、和田。写真:梅月智史(THE DIGEST編集部)

 5月30日に愛知で開幕した女子バレー日本代表が戦うネーションズリーグも、いよいよ大詰めだ。6月28日からタイで始まったラウンドが最後となり、ファイナルラウンドへ進出する上位8チームが決まる。

 愛知、ブラジルでの8戦を終え、日本代表は5勝3敗の7位(6月28日現在)。ファイナル進出に向け正念場とも言えるが、チームを率いる眞鍋政義監督のもと新戦力が躍動している。象徴的な活躍を見せているのがミドルブロッカーの荒木彩花とアウトサイドヒッター(オポジット)の和田由紀子、リベロの西村弥菜美だろう。
 
 荒木と和田はともに21歳で代表初選出を果たした。荒木は開幕のドミニカ共和国戦から高さを活かしたブロックとスパイクで存在感を発揮している。高校バレーの名門・東九州龍谷高校時代から将来の日本を背負って立つ大型ミドルブロッカーとして期待を集めていた彼女は、久光スプリングスの一員としてVリーグで経験を重ね、ネーションズリーグでも攻守両面において活躍を見せている。ブロック時の直撃による負傷防止のゴーグル姿と、バレーファンには馴染みの深い「アラキ」という名前も相まって、注目度も増すばかり。長年の課題であるミドルブロッカーの攻撃力、ブロック力のアップに欠かせぬ存在として期待がかかる。

 同じ東九州龍谷高校の2学年上であり、リベロとして活躍するのが西村だ。久光での昨シーズンは、サーブレシーブ成功率で新鍋理沙さんの記録を更新する数字を残した。世界を見渡してもサーブレシーブとディグでリベロを分ける戦術をとる国も少なくない。12名しか出場できないオリンピックではリベロにその力が求められるが、そのなかで堂々たるプレーを見せている。世界の強打にも対応する、期待のリベロの誕生だ。
 
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