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モータースポーツ

イギリスGPに臨む角田裕毅、課題は「空気抵抗を減らすことと十分なダウンフォース」 専門メディアは大幅なアップデート効果の可能性を指摘!

THE DIGEST編集部

2023.07.06

オーストリアGPでは19位に終わった角田。次のイギリスGPでポイントを狙いたい。(C) Getty Images

オーストリアGPでは19位に終わった角田。次のイギリスGPでポイントを狙いたい。(C) Getty Images

 F1は今週末に第10戦イギリス・グランプリが行なわれる。これに向けて、アルファタウリの角田裕毅がチームの公式サイトを通して、意気込み等を語っている。

 第9戦オーストリアGPでは、予選Q1敗退(16番手)、スプリントは16位フィニッシュ、そして決勝は1周目で他車と接触、コースアウトとアクシデントが続き、度重なるトラックリミット違反によるタイムペナルティーの末に18番目にチェッカーフラッグを受け、さらにレース後にもペナルティー5秒が加算されて、完走した中では最下位の19位に沈んだ。
 
 失意の週末を過ごした角田は、イギリスでのレースについて「ほぼ全てのドライバーがシルバーストンを好きだと思うし、僕ももちろんそうです。ほとんどのコーナーは高速であり、ここでは大幅な空力面のアップグレードが予定されているので、一歩前進できると、とても楽観的に考えています」との見解を示し、以下のように続けた。

「スプリントが実施されたオーストリアGPの後は、通常のフォーマットに戻ります。つまり、アップデートを徹底的にテストする時間がより多く取れるということです。このレースは、シーズンの後半を展望する上で重要なものになると思われるので、(テスト時間が増えることは)良いことです」

「シルバーストンに最適な車は、オーストリアでのそれと、幾つかの点で非常によく似ています。つまり、空気抵抗を減らすことと十分なダウンフォースです。シルバーストンとイギリスGPには多くの歴史がある他、我々の風洞施設と空力チームの本拠地はここから遠くないビスターに所在することもあり、このサーキットはとても大好きです」

「とてもクールでクラシックであり、ドライビングがとても楽しいです。数年前(2020年)にここのF2スプリントレースで優勝し、フィーチャーレースでも表彰台を獲得したのは、良い思い出です。また、イギリスはモータースポーツにおいては特別な国であり、F1にとって非常に重要であるため、その雰囲気が非常に独特であるのも良いところです」

 角田も触れたように、今週末は空力面でのアップデートが施される予定であり、新しいフロアパーツが持ち込まれるという。チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルスは、「コーナーの侵入時で車が不安定になることが我々の改善すべき問題であり、これに取り組んできたが、今も我々の弱点となっている。フロアアップグレードは、より重要なステップであり、これで競争力を得られることを望んでいる」と、期待を寄せている。
 
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