現地時間７月12日、世界最高峰の自転車ロードレース『ツール・ド・フランス』の第11ステージ（クレルモン・フェラン～ムーラン 179.8キロ）が行なわれ、スプリント勝負を制したヤスペル・フィリプセン（ベルギー）が、今大会４勝目を飾った。

【動画】間一髪！ 自撮りする観客を避けるライダーの姿

　そんなフィリプセンだが、このレース内で観客と衝突しそうになる場面があった。マイヨ・ベールを着用した25歳は、ロードの端を走行していると、沿道脇に、選手をバックに自撮りをしようとするファンが２人現れた。フィリプセンはスピードを維持したまま頭を低くし、間一髪で避けた。
  　大会は公式Twitterで「ライダーに注意してください！」と綴り、同動画を公開した。これをチェックした世界各国のファンからは「自撮りのためだけにライダーを１日待っていたのか」「愚か者だ」「選手を応援しろよ」「全てが台無しになるところだった」「ライダーの弊害だ」「理解不能」などと非難の声が届く。

　第８ステージでは観客が道に乗り出していた影響で落車事故。さらに第９ステージでは、観客がユニホームを紐につるした旗を振り、これが車輪にからまったライダーがクラッシュする事件が起きている。選手の邪魔にならないように、大会を楽しんでほしいものだ。

構成●THE DIGEST編集部

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