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イタリア解説者による“差別的な発言”が物議を醸す! FINAは「性差別を含む差別を許さない」と声明【世界水泳】

THE DIGEST編集部

2023.07.19

福岡で開催されている世界水泳で起きた差別的な発言が波紋を呼んでいる。(C)Getty Images

 福岡で開催中の世界水泳の飛び込みで、イタリア放送局の解説者が女子選手に対して"不適切な発言"をしたとして、物議を醸している。

 ヨーロッパの主要放送局『Euronews』によれば、「イタリア公共放送局『RAI』の中継でのジョークが攻撃的であると広くみなされ、視聴者から苦情が殺到した」と記している。スポーツジャーナリストのロレンツォ・レオナルドゥッツィ氏と元選手のマッシミリアーノ・マズッキ氏が17日に行なわれた3mシンクロ飛板飛込で、とんでもない発言をしてしまったようだ。
 
 オランダの選手がステージに上がると、「オランダのダイバーはデカいね。我々の(ジュリア・)ヴィットリオソのように大きい」と一人が話し出せば、「何はともあれ、ベッドでは皆同じくらいだ」ともう一方が発言した。また中国人の英語の訛りを真似て嘲笑するなど、目に余る言動が次々と飛び出した。

 公共の場での失言を受け、RAIのロベルト・セルジオCEO(最高経営責任者)は2人を日本から帰国させた。また世界水泳連盟(FINA)は、「我々のスポーツにおける性差別を含む差別を許さない。このような発言は水泳界において相応しくない」とコメントしている。

構成●THE DIGEST編集部

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