バレーボール

「歴史を作り続けている」初の決勝進出狙う日本代表を海外メディアが熱視線!ポーランドは最警戒「タフな相手だ」【男子バレーVNL】

THE DIGEST編集部

2023.07.22

主将・石川の活躍で日本代表がVNL初のベスト4進出。ファイナル進出も期待される。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 龍神NIPPONの快進撃が止まらない。世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦「ネーションズリーグ(VNL)」の男子は現地7月20日、ポーランド・グダニスクで決勝ラウンドが開幕し、日本代表(世界ランク6位)はスロベニア代表(同8位)と対戦。セットカウント3-0(26-24、 25-18、25-22)のストレート勝ちを収め、初のベスト4進出を果たした。

 負ければ終わりのファイナルラウンド準々決勝。日本は第1セットスロベニアの高さに苦戦を強いられるも、頼れる主将・石川祐希の技ありスパイク、さらに右手小指の負傷からスタメン復帰した髙橋藍のバックアタックなどで連続得点し、このセットを奪う。第2セットも終始日本が主導権を握り、25‐18で連取した。

 悲願の4強入りへ、あと1セットとなった日本。このゲームも、石川の多彩なスパイクとブロックで得点を広げる。崖っぷちのスロベニアも必死に抵抗するが、最後は石川が鮮やかなバックアタックを決め、日本がストレート勝ち。両チーム最多27得点をマークした日本の主将の活躍で、龍神NIPPONが大会初の準決勝進出に駒を進めた。
 
 頂点を射程圏内に捉えた日本代表に、当然海外メディアも熱い視線を注いでいる。バレーボールに特化した動画サービス『Volleyball TV』を配信している『Volleyball World』で日本と準決勝で対戦するポーランド代表のアウトサイド、アレクサンダー・シュリウカのコメントを紹介している。

 同選手は準々決勝のブラジル戦後、日本について「タフな相手だ」と警戒を緩めず、「このVNLで素晴らしいバレーボールをしている。技術的に今は、おそらく世界最高のチームだし、ディフェンスもとてもいい」と敬意を払っている。

 同メディアもVNL準決勝に初進出した日本を高く評価しており、「卓越した技術だけでなく、大声援を送るポーランドのファンのプレッシャーに対処する精神的な強さも併せ持っている。準々決勝では圧倒的な強さでスロベニアを退けて勝ち進んだ。そして今、日本はVNL初のメダルを獲得し、歴史を作り続けようとしている」と、もはや一過性の勢いではないと強調している。

 下馬評を次々と覆し、ベスト4の舞台まで進出した日本代表。今度の相手は世界ランキング1位を誇り、地元の圧倒的な大歓声を背に気合いが入るポーランド。強敵を下し、龍神NIPPONは歴史を再び塗り替えることができるのか。決戦は、もうまもなくだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】初のVNLベスト4!頼れる主将・石川祐希が最多27得点!

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