格闘技・プロレス

「ふざけんな!あのクソガイジン」ノアを冒涜したゲイブ・キッドに清宮海斗がキレた!【新日本G1】

どら増田

2023.07.28

清宮がゲイブにキレた。写真:新日本プロレスリング

 新日本プロレスは『G1クライマックス33』7.27東京・大田区総合体育館大会を開催した。第3試合では、Aブロック公式戦、バレットクラブのゲイブ・キッドと、プロレスリング・ノアの清宮海斗が激突。試合は最後まで大荒れの展開となった。

 まず清宮の入場をゲイブが奇襲するも、清宮はこれに臆さずエルボーを叩き込み形勢を逆転させる。清宮はリングに上げようとするが、ゲイブが踏ん張ってエルボーアッパーからの椅子攻撃。場内で清宮を大の字にしたゲイブはコーナーに登ってアピール。場内は大ブーイングが発生する。

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 ここでゲイブが清宮をリングに上げると、ようやく試合開始のゴングが鳴らされる。ゲイブは逆水平チョップやストンピングを叩き込み、さすがの清宮も苦悶な表情。清宮はエルボーで反撃するが、ゲイブは噛みつき攻撃。さらにエルボーを連発する清宮の動きを張り手一発で止めてみせると、バックドロップからカバーに入りカウント2で自ら清宮を起こすという侮辱行為。その後もラフファイトに苦しんだ清宮だが、ジャンピングニーをヒットさせるとジャーマンスープレックスホールドを決めるがカウントは2。

 さらにタイガースープレックスを狙うもゲイブはレフェリーを引き寄せて清宮に急所蹴り。さらにツバを吐きながらストンピングを連発すると、これにキレた清宮がタックルで倒して馬乗りになり、パンチを連発。逆にツバをかけた。張り手合戦になると清宮はゲイブを場外に出してフェンスにぶつける。するとエルボー合戦、張り手合戦に発展し、清宮は椅子で自らの頭を叩き気合いを入れるとヘッドバット。そこから再び張り手合戦になり、場外カウント20が入ってしまい両者リングアウトに。

 試合後も二人はエルボー合戦を繰り広げセコンドが割って入っても止まらない。エキサイトしたゲイブはマイクを持ち、ノアを冒涜する言葉を吐くとさらに大乱闘に。何とかバックステージに戻った清宮は怒りの形相でバックステージパネルを叩き「ふざけんな!あのクソガイジン、何なんだアイツは」と収まらない様子。ゲイブも「カイト・キヨミヤ、わかってるか? オマエはもう死んでるんだ」と挑発した。

 後味の悪い結果となったが、バレットクラブのようなスーパーヒールユニットがノアにはいないため、この日の清宮の表情はノアマットでは見られない新鮮なものに映った。ここまで感情を露わにした姿は見たことがない。今回の『G1』参戦で清宮が試合をするたびに成長していくのは間違いない。清宮の公式戦は残り2試合。8.1高松のヒクレオ戦と8.5大阪の成田蓮戦だ。決勝トーナメント進出に向けて負けられない闘いが続く。

◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス33』
2023年7月27日
東京・大田区総合体育館大会
▼『G1クライマックス33』Aブロック公式戦(20分1本勝負)
【2勝2敗1分け・5点】▲ゲイブ・キッド(11分44秒 両者リングアウト)清宮海斗▲【2勝1敗2分け・6点】

文⚫︎どら増田
【動画】ゲイブ・キッドが清宮海斗に強烈なバックドロップを見舞う!

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