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モータースポーツ

角田裕毅、ベルギーGPでの「不運なスプリント」は18位フィニッシュも…「接触を避けられたことが何よりも大事」と決勝重視

THE DIGEST編集部

2023.07.30

スプリントレースでは18番手に終わった角田。決勝レースで巻き返したい。(C) Getty Images

スプリントレースでは18番手に終わった角田。決勝レースで巻き返したい。(C) Getty Images

 F1第12戦のベルギー・グランプリは7月29日にスプリントが実施され、アルファタウリの角田裕毅は18位に終わっている。

 前日の(本レースのための)予選では5戦ぶりにQ2進出を果たして11番手というポジティブな結果を残した角田だったが、スプリント・シュートアウト(予選)では最初のラウンド(SQ1)で最終アタックのタイミングが拙く、時間の経過とともに路面コンディションが改善される中で次々にタイムを更新され、16番手で脱落してしまう。

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 そして迎えたスプリント(決勝)、ローリングスタートで始まったレースは、3周目にフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)のコースアウトでセーフティーカーが出動したが、再開の際の最終コーナーで角田はスピンを喫して最後尾に落ち、以降はセルジオ・ペレス(レッドブル)のリタイヤによって順位をひとつ上げて、チェッカーフラッグを受けた。

 全てが上手くいかなかった2日目を終え、チームの公式サイトを通して「シュートアウトでは幾つかミスを犯し、クリーンなラップをまとめられませんでした。16番手に終わったことは、午後のスプリントに向けても痛手となってしまい、とても悔しいです。しかし、それは僕の失敗によるものです」とネガティブに振り返った彼は、さらに以下のようにコメントを続けている。

「ダニエル(・リカルド)は僕よりもポイント獲得のチャンスが大きかったので、彼を優先した(先にピットインさせた)のはベターな判断であり、戦略は良かったと思います。僕の車はリアのグリップが本当に低く、レースを通して違和感があったため、今夜はチームとともに、何が起こったのか確認しますが、何も問題がないことを願っています」

「セーフティーカーの後の再スタートでは、(最終コーナーで)リアが完全にロックして全くコントロールが効かず、危うく他の車に衝突しそうになりました。そうなっていたら、最悪のシナリオでした。(スプリントでは)このようなコンディションで16番手からスタートだったことで、明日に向けて車を無事にピットに戻すことを最優先に考えました。幸い、他車やバリアとの衝突は避けられました」

「最も重要である、明日のレースを11番手からスタートできることを嬉しく思います。しばらくポイントを獲得できていないので、明日はトップ10以内でレースを終えられることを願っています」と決勝への意気込みを示した角田は、F1公式サイト『F1.com』のインタビューでも、「幸いにも、スピンによるダメージはありませんでしたが、奇妙な感覚でした。グリップがなく、リアに違和感がありました。それでも、接触を避けられたことが、何より大事でした」と語った。
 
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